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柱時計

15世紀に発明された「ぜんまいばね」は 16世紀初頭には機械式時計の駆動力に広く用いられた
日本でも昭和30年代まで柱時計は勿論「ゼンマイ式掛け時計」であった 振り子が止まればネジを巻き
ラジオの時報を待って振り子を動かすのが 「時を司る」戸主の儀式であったように記憶する
昭和39年の東京オリンピックに正式採用された「クォーツ(水晶発振)式時計」が 40年代半ばに
世界中の機械式時計を駆逐して およそ300年の歴史にほぼ「終わりの時」を告げた
現在「掛け時計」は電波式に移行しつつある 「時」の移ろいは加速度を増している