2016.12.23−27  鉄輪へ湯治

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往時に由布岳の樹氷を見る 2016.12.23 12:04 由布院の気温は5.9度 山頂の気温予想氷点下5度

2016.12.25 豊後国一宮・柞原八幡宮(ゆすはらはちまんぐう)
 鎌倉時代の由来記による創建年は承和3年(836)とあり 宇佐八幡宮の豊後国における分祀社である
以後 宇佐八幡宮の別宮として崇敬を受け 長徳4年(998)からは宇佐八幡と同様に33年毎の式年遷宮が行われ
最後の式年遷宮は 江戸時代末の嘉永2〜3年頃とされている
平安時代の終わり頃から 衰退した西寒多神社(ささむたじんじゃ)に代わり豊後国一宮を称するようになったが
以前より豊後一宮を称する西寒多神社との間で「一宮論争」が存在し未だに決着を見ていない
平安時代中期に編纂された『延喜式』神名帳では 西寒多神社が豊後国では唯一の大社に列し
豊後国一宮として崇敬されていたとされ 明治以降も西寒多神社が国幣中社に列格している
柞原八幡宮を豊後国一宮と称したものは 平安時代中期・久安元年(1145)に作成された『宮師僧院清解』と
平安時代中期末の嘉応3年(1171)の『宮師僧定清解』に記されてはいるが 共に同じ内容で
一宮を称する柞原八幡宮から出された文書であるとみられている 中世以降は両宮ともに
大友氏を始めとする歴代領主の崇敬と庇護を受けている  
「柞原」の名は明治以降からで それ以前は由原宮・八幡由原宮・賀来社などと呼ばれていた
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大分市大字八幡 参道下の広場
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石造の手水舎
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南大門と赤鳥居
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国指定天然記念物 クスノキ  指定年月日大正11年3月8日
胸高の樹幹囲18.5m 樹高約30mの自生のクスノキ 幹の中は大きな空洞になっており
樹齢三千年ともいわれています 大分地方に人類文化が栄える以前 この地域の丘陵地は
イチイガシやクスノキの原生林におおわれていたことの証です
柞原八幡宮の森  市指定 平成2年9月12日 面積約13.34ヘクタール
九州東部の気候に適応し安定期(極相)に達した森林であって コジイークロキ群集とイチイガシ群集とから
構成されています 高木層はコジイ・イチイガシ・クスノキ・イスノキ
亜高木層はヤマビワ・ミミズバイ・ヤブツバキ・クロキなどの優先度が高く 大分地方に人類文化が栄える以前の
自然の姿をとどめ 多様な動物も温存している学術的に貴重な森林です
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南大門の唐破風屋根の扁額には「由原八幡宮」
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棟札により南大門は明治3年(1970)の建立とされるが 一部に慶応2年の表記もある
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「維持 慶応二年 丙寅九月吉祥日」とある
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玉龍の彫刻
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像と獅子 唐破風の木鼻彫刻
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南大門と参道
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勅使道から見た南大門
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楼門(勅使門) 棟札により宝暦9年(1759)の上棟 翌年竣工と解る
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勅使が登る石段は非常に急である
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八幡造の本殿 嘉永3年(1850)上棟 翌年竣工 手前の申殿は宝暦2年(1752)頃の建立
拝殿は宝暦9年(1759)頃の建立
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回廊 寛政10年(1757)建立
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靴を脱ぎ回廊から拝礼する
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現在では珍しいと思われる
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<上>回廊から拝礼する
<左>ほるとのき
大友時代にポルトガル人が植えたとされる
大分市の名木に指定
樹高:25m
幹周:4.80m 樹齢:400年
<下>境内配置図
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田ノ浦公園 田ノ浦ビーチ
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ハワイではない ここは冬の大分市大字神崎
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田ノ浦レストハウス 利用自由
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広いウッドデッキ
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