河津桜は 日本のサクラで 大島桜と緋寒桜の自然交配種であると推定されている
学名:Cerasus lannesiana Carriere, 1872 ‘Kawazu-zakura’
昭和30年(1955)に静岡県賀茂郡河津町田中で原木が発見されたことが名前の由来である
当初は発見者の屋号から「小峰桜」と地元で言われ 昭和43年(1968)頃から増殖され全国に広まった
その後の学術調査で 自然交配による雑種起源の新種であることが判明し
昭和49年(1974)に「河津桜」と命名された 現在も原木は河津町に存在し樹齢はおよそ60〜70年である
緋寒桜の早咲きの特性と 下向きに花が咲く特質は 他のサクラと交配した時に優位に働き
中でも大島桜と自然交配した河津桜は 1月下旬から2月にかけて開花する早咲き桜である
花は桃色ないし淡紅色で 「染井吉野」よりも赤味が強い また花期が1ヶ月と長いのも特徴である
2015.03.23 大分県日田市求求里 観音桜(河津桜)
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2015.03.29 大分県日田市田島 大原のしだれ桜
樹高12m 幹回り2.2m 樹齢約200年の大しだれ桜 平成10年(1998)8月に日田市の保存樹に指定される由緒
度重なる国替えのため 「引越し大名」というあだ名まで付けられた松平直矩は
天和2年(1682年)2月7日に播磨国姫路藩から豊後国日田藩に移封された
直矩の家老であった吹雪家当主の娘は日田の地で嫁いだが 直矩は日田への移封からわずか4年後の
貞享3年(1686)7月に出羽国山形藩に移封されることとなった このため家老である吹雪家当主は
愛娘と別れ 直矩に従って山形へ移らなければならなくなった
そこで 吹雪家当主が日田に残る娘のことを思い植えていったのがこの桜であると伝えられている
<この話 推定樹齢と100年以上の開きがあるのは??>
江戸時代後期に造成された農業用水の小ヶ瀬井路沿いに立ち 数百の枝が井路に覆い被さるように垂れる
例年 満開の時期にはライトアップが行われる 今年は遙々中国からの観光客が来ていた 賑やかに
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真下で騒ぐのは中国人観光客
少し離れて見るのが綺麗なのだが 桜の下で酔って騒ぐ花見客ばかりを マスコミが報道しているので
これが正しい花見と勘違いしているのかも知れない
少し離れて見るのが綺麗なのだが 桜の下で酔って騒ぐ花見客ばかりを マスコミが報道しているので
これが正しい花見と勘違いしているのかも知れない
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