日田の散歩道  2015.02.20  天領日田ひなまつり

雛まつりで賑わう豆田の町から 今日の目的地・天領日田洋酒博物館を経て 隈町界隈へ往復散歩
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花月川では 2012年7月の豪雨災害の復旧工事がまだ進む
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豆田上通りの鏝絵
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商家の戎瓦
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市山亭(しざんてい)懐古館 江戸時代から続く料亭 入館は有料
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山田洋次監督の男はつらいよ第43作目の「寅次郎の休日」日田ロケで使われた薬局
寅次郎の甥 満男の憧れの人 泉の母と別れた父一男(寺尾聡)が 幸江(宮崎美子)と暮らす薬局
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「天領まちの駅」の裏にある祠
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廣瀬史料館前
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中津街道の枡形に建つ草野本家
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咸宜園
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大正モダンな高田歯科医院
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市営三本松駐車場 日田養育館址の碑
昨年の散歩で気になっていた「天領日田洋酒博物館」を訪ねてみた
昼の入館料は 500円(ホットドリンク付き)
館内にバーがあり夜は酒が飲める バーカウンターは日田杉でとにかく長い
夜間の入館料は不要で チャージ料300円(おつまみ付)で各種の洋酒を飲みながら見学が出来る
PM 20:30 開店 AM 0:30 閉店 定休日:水曜日
住所:大分県日田市本庄町3-4 ブログ:ktsmuseum.blog.fc2.com/
言わせてもらえば 咸宜園や広瀬家・草野家などより よほど楽しめる空間である
旅館街からも近いので 夜はそぞろ歩きの目的地としてお薦めのスポット
ただし 旅館の浴衣では来ない方が良い あくまで「アメリカンテイスト」な場である
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入場料500円は法外だが 酒屋の道楽程度のものかと思いつつ 話の種に一度は入っておこうと
高を括って来てみたが 足を一歩踏み入れると外からは見えない驚愕の結果が待っていた
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元は映画館なので館内は広い
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まず目に入るのは ウィスキーの蒸溜釜である「ポットスチル」
「レプリカ」だろうと 思っていたら 「マッサン」ことニッカウィスキーの創業者・竹鶴政孝が製作したもの
実は 元ニッカ日田蒸留所に展示されていた「逸品」である この博物館のオーナーが懇願して入手したらしい
いきさつは 案内して頂いた御母堂の話によれば 日田蒸留所の閉鎖に伴い
余市蒸留所に返却される予定の ポットスチルの買い取りを 当時の工場長に懇願した
当館オーナーの 「洋酒にまつわるコレクション」に驚いた工場長は 本社にその目録を持参したうえで
役員会の決済を得て 正式に譲渡されたと聞いている 譲渡契約により 転売はおろか
入手金額も口外無用となっている そして この近代遺産とも言うべきポットスチルに関する
保護・保全の義務と責任は全て負うことになっている
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創業期のポットスチル
竹鶴政孝氏とリタ夫人
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館内に漂うのは オーナー・高嶋甲子郎氏の 限りない「アメリカンテイスト」への憧れだろうか
中学校3年生から 親の金銭的援助も受けず 30年間こつこつと集めたコレクションは
約8万点以上となる その内 僅か2万点が展示されているにすぎないのに
多岐にわたるコレクションの数々が 所狭しと並べられている 驚くべきは 収集のための国外渡航は
一切無かったと聞く 全てが国内で 集められたものである
ボトルの多くには まだ生きた酒が入っているのも驚きである
旅館街のある隈町へ ひな祭り期間中だが この区域は人通りも無くひっそりとしている
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八坂神社 叢雲(むらくも)の松 樹齢300年超 東西に這う枝は全長35m以上ある
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日田祇園山鉾会館 有料
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隈まちづくりセンター黎明館の雛飾り 無料で見学できる雛飾りはとても少ない
隅地区の 旅館やホテルのロビーには雛飾りがあるようだが開放的ではない そのため観光客がこない
後日うきは市吉井の「ひな祭り」を訪ねたが 施設は全て無料 そしてそれぞれ商家には必ず雛飾りがあり
雛飾りの見物は全て無料であった そして 店主や奥さん達と打ち解けた話が出来て楽しく過ごせた
日田が観光ひな祭りの発祥と言うが 雛飾りそのものが有料化され 街角に雛人形の姿は無い
その上気ぜわしく商品の購入を迫られる そのためか 先年の賑わいはほとんどない 少し考える必要がある
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旧豊後街道沿いの旧家
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味噌・醤油醸造商 原次郎左衛門 日田の醤油は甘くサッカリンが添加されているものが多い
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中城町薬師堂 300年の歴史があるが 堂宇は1980年改築のもの 
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薫長酒造の土蔵
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