ガリ板

ガリ版の正式名称は「謄写版」と言い孔版印刷の一種で かの有名な「トーマス・エジソン」の発明品である
ロウがひかれた原紙を専用のヤスリの上に置いて 鉄筆でロウを削って文字や絵を書く 鉄筆でがりがり書くので
通称「ガリ版」と呼ばれた 原紙を印刷機にセットして、インクをつけたローラーをころがして印刷する

約100年間 20世紀の間日本では活躍したことになる 学校でのテストの答案用紙に 文集に労働組合の機関誌に
ビラに 同人誌の発行 また多色刷りで美術画も描かれ多方面に活躍した
組合の役員をしていた頃は 春闘の期間中は何時も遅くまでガリガリやっていた その後同じ孔版印刷で
「プリントゴッコ」が出たり「プリンター」や「コピー機」の普及で日本からは姿を消したようだが原紙と
インクさえあれば電気などがなくても印刷が可能である上に 非常に簡易な印刷装置で持ち運びも簡単で
あることから現在では電気が来ていない 「アフリカ」や「アジア」の学校などで多く使われている
ガリ版
今も特定の美術家や同人誌に使われ ロウ引き原紙も入手可能
ワープロやパソコンと違い 書き手の個性を表現出来る印刷で「味わい深い」ものがあったような気がする