2010.04.28  大分県日田市上津江町川原浦    浦老松天満宮参道橋

<地図>
元禄16年(1703)願主合谷又兵衛により「老松社」として 創立祭神は天神七代 地神五代を祭祀し
別に菅原道真公 吉祥姫命の霊も合祀されているといわれ 津江八社のうちの一社として村内外からの
信仰厚い「老松天満宮」です 神殿前面の「拝殿」は入母屋造り(3間×3間)として
後方の「神殿」は流造り(3間×3間)としていずれも風格ある神社建築です 拝殿軒先の桁等にみられる
彫刻美術はもとより 社殿全体が木造の貴重な建築物として価値の高いものです 平成3年9月の台風19号により
南東側のご神木(杉の大木)が神殿に倒れ破壊され 平成6年11月に再造顕されたものです
珍しい石造りの橋
 この神社境内地の北側に流れる小さな谷川に 参道としての小さな”せり持ち式石橋”がかかっています
左右両側の橋台石(それぞれが四個)に細長い五個の石造橋桁を並べた簡素なもので珍しい石橋です
奉寄進碑の刻文字から この石橋は享保19年(1743)に造られたものと推定される
平成14年度に村道浦・手水野線道路改良工事のために現在地に移設して現状をそのままに復元しています
 平成15年4月1日 上津江村教育委員会
img
imgimg
(旧)上津江村文化財 橋と現在の参道
せり持ち式石橋
imgimg
新道から
拝殿と本殿
 TOP