＜地図＞
「大肥橋掲示板より」
この橋の上流約１.５㎞に位置し 参勤交代の街道であった茶屋の瀬に架けられた歌詠橋は石造アーチ橋で
当時は名橋として評判も高く 広瀬淡窓の詩にも詠われたものであった しかし惜しいことに
翌嘉永三年（1850）の洪水によって流失し 長い間多くの人々は困り果てていた その代わりとして
明治32年（1899）に完成された この大肥橋はセメントやコンクリートの無かった時代に 拱矢比4.8という
日本でも珍しい扁平な石造アーチ橋であって よほど熟練した石工の手によって作られたものであろう
以後約80年間年々通過する自動車が増加し 今では一日一万台を越す交通量となり
その上1台1トンもなかった車が現在では20トンも越すように大型化して来た この暴大な加重にもめげず
又洪水や地震にもびくともせず今日までその役目を果たして来たのである 石造アーチ橋はもはや作られなく
なってしまった現在 私達はこの美しい石造アーチ橋を何時までも大切に保存してゆきたいものである
昭和57年5月 日田ロータリークラブ
2009.03.26 大分県日田市夜明（よあけ） 大肥橋（おおひばし）
要石に橋名が彫刻されている
夜明ダムが出来る前はアーチの基部まで見えていたらしい
写真は下流側から
上流側は樹木に覆われ全体は見えない
親柱には危険すぎて近づけない
右岸大字夜明エゴより向こう側大字夜明字川崎