2010.07.09 佐賀県鹿島市高津原(たかつはら)城内   松陰神社参道眼鏡橋

<地図>
高津原の丘陵に城が築かれたのは文化4年(1807)である 鹿島藩は佐賀鍋島藩の支藩であり
一藩一城の定めからも2万石の石高からも 城郭を構えることは不可能で規模としては陣屋に過ぎない
鹿島陣屋の中核は高津原屋敷・鹿島館といわれた 南東の一角に歴代藩主を祭る松蔭(まつかげ)神社がある
創建は寛永10年(1633)旧城である常広城内に 初代藩主・忠茂を忠茂大明神として祭ったのがその創始であり
高津原築城のおり遷座された 東京・松陰神社(明治15年)と萩・松陰神社(明治23年)の祭神:吉田松陰とは
関係が無い 眼鏡橋が架けられているのは 元堀を埋め立てたと思われる拝殿下の溝に架かっている
架設年代は不明であるが少なくとも明治以降の築造であることは間違いないものと思われる
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階段と欄干はRC製で後の改修
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