2010.07.09 佐賀県鹿島市古枝久保山 普明寺総門前ノ橋

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掲示板・鹿島市指定重要文化財 史跡・普明寺とその寺域(抜粋編集)
普明寺は黄檗宗の寺院で 旧鹿島鍋島藩の菩提寺です 黄檗宗は江戸時代の承応3年(1654)に中国の
隠元が日本に伝えた禅宗の一つである 鹿島藩第三代藩主の鍋島直朝の嫡男直孝は早くから出家し
格峰と名乗りました 直孝の住居であった場所に 延宝5年(1677)に開山した
隠元が京都の宇治に建立した黄檗山万福寺にならい 開山の後5ヶ年をかけ 約一万坪の境内に本堂をはじめとする
一七棟もの伽藍を造る 寺は万福寺と同様に 寺域全体を竜に見立て 建物や施設を配置した
竜の頭である入りロには 石橋をはさんで 目に当たる「竜眼の池」を置き 石門(総門)をくぐると
竜の首に当たる参道を通って 竜の腹である楼門と回廊 本堂に至る
さらに本堂の裏には竜のしっぽに見立てた墓道を経て 鹿島鍋島藩の歴代藩主の墓所に至る
普明寺は黄檗宗の様式や伝統を忠実に伝えると共に 本堂の土間や楼門に特徴が見られるように
中国明朝の寺院建築の様式で建てられた 佐賀県内でも非常に珍しい寺院である
寺名は初代藩主・鍋島直朝の諡名・普明院から付けられた
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