2010.07.09 佐賀県鹿島市浜町野畠(のばこ) 松岡神社参道橋

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創建は明らかではないが肥前大村藩の祖・ 大村直澄が神殿を造営して日本武尊を奉祀したのが
今松社(現東部中学校)で のちに伊弉那美尊 素戔嗚尊を合祀 松岡祇園宮というようになった
大村直澄は藤原純友の孫として藤原姓を名のり「藤原直澄」とも言われるが 史実としては確定できない
「自称説」が有力である 直澄が正暦5年(994)に伊予から肥前に入部し 肥前大村を本拠として領主化したのが
始まりだとされている 現在のところに移ったのは応仁のころといい 古代末期以降〜中世にかけて
大村方に本拠をおいていた大村氏との関系が深く おそらく大村氏の厚い崇敬をうけて栄え
室町末期には藤津地方を嶺有した有馬氏の庇護もあって 江戸時代以降は鹿島藩主からも敬拝され
他方浜町漁民などの信仰もたかまり 社運は隆盛をきわめたものとみられている
7月13日〜15日までの三日間開かれる夏の祇園祭りは遠近の参拝者で賑うので有名 なかでも13日の御神幸は
松岡神社を夕刻に出発 浜町町内を練リ歩き 大村方の若宮神社に着座するのが真夜中となり
供の提灯行列はみごとである 15日は正午に若宮神社を出発 松岡神社に戻るが「おのぼり」
「おくだり」の両日は大村方の獅子が先導し 部落あげて終日にぎあう
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宝暦五年卯月吉日(西暦:1755年旧暦4月吉日)
橋名ではないと思うが「水神?」の刻文字
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