2010.05.27  京都市中京区二条通堀川西入ル二条城町  本丸御殿入口橋

<地図>
元離宮二条城
二条城は 慶長8年(1603)徳川初代将軍家康が 京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所として造営し
三代将軍家光が 伏見城の遺構を移すなどして 寛永3年(1626)に完成したものです
したがって 家康が建てた慶長年間の建築と家光がつくらせた絵画・彫刻などが総合した
いわゆる桃山文化の全貌を見ることができます
慶応3年(1867)十五代将軍慶喜の大政奉還により 二条城は朝廷のものとなり
明治17年(1884)には離宮 昭和14年(1939)京都市に下賜されました
平成15年(2003)には築城400年を迎えました
また 平成6年(1994)にはユネスコの世界遺産に登録されています
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本丸は 1626年(寛永3年)三代将軍家光の命により増築されたものです
もとは 五層の天守閣が高くそびえ壮麗を誇っていましたが1750年(寛延3年)に雷火により焼失
また1788年(天明8年)には 大火による類焼で本丸内の殿舎をもなくしました
現在の建物は 京都御苑内にあった旧桂宮御殿を 1893年〜94年(明治26年〜27年)にわたり
ここに移し建てられたものです この建物は 1847年(弘化4年)頃に建てられたもので 宮御殿の
遺構としては完全な形で残っている貴重なものであり 重要文化財に指定されています(内部非公開)
本丸御殿南側にある庭園は 明治時代に作庭されたもので 天守閣跡は この庭園の西南隅にあります
(二条城パンフレットから)
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