山陰本線

● 起点:東海道本線京都駅 終点駅:山陽本線幡生駅 総延長距離:673.8km 駅数:160(起終点駅・支線駅含む)
● 駅名:京都−丹波口−二条−円町−花園−太秦−嵯峨嵐山−保津峡−馬堀−亀岡−並河−千代川−八木−吉富−
園部−船岡−日吉−鍼灸大学前−胡麻−下山−和知−安栖里−立木−山家−綾部−高津−石原−福知山−
上川口−下夜久野−上夜久野−梁瀬−和田山−養父−八鹿−江原−国府−豊岡−玄武洞−城崎温泉−竹野−
佐津−柴山−香住−鎧−餘部−久谷−浜坂−諸寄−居組−東浜−岩美−大岩−福部−鳥取−湖山−
鳥取大学前−末恒−宝木−浜村−青谷−泊−松崎−倉吉−下北条−由良−浦安−八橋−赤碕−中山口−下市−
御来屋−名和−大山口−淀江−伯耆大山−東山公園−米子−安来−荒島−揖屋−東松江−松江−乃木−
玉造温泉−来待−宍道−荘原−直江−出雲市−西出雲−出雲神西−江南−小田−田儀−波根−久手−大田市−
静間−五十猛−仁万−馬路−湯里−温泉津−石見福光−黒松−浅利−江津−都野津−敬川−波子−久代−
下府−浜田−西浜田−周布−折居−三保三隅−岡見−鎌手−石見津田−益田−戸田小浜−飯浦−江崎−須佐−
宇田郷−木与−奈古−長門大井−越ケ浜−東萩−萩−玉江−三見−飯井−長門三隅−長門市−黄波戸−
長門古市−人丸−伊上−長門粟野−阿川−特牛−滝部−長門二見−宇賀本郷−湯玉−小串−川棚温泉−
黒井村−梅ケ峠−吉見−福江−安岡−梶栗郷台地−綾羅木−幡生(終点)  仙崎(仙崎支線)

歴史
山陰本線の歴史は京都鉄道会社から始まる
宮津・舞鶴を中心とした一帯は 明治初期から大陸側に対し重要な地域と目され 舞鶴市までの鉄道敷設が課題と
なっていた そこで田中源太郎・浜岡光哲らが発起人となり京都から舞鶴までの鉄道敷設を目的に京都鉄道会社が
設立され 明治28年(1895)京都駅から綾部を経て 舞鶴に至る鉄道免許を申請受理された 舞鶴への鉄道敷設は
京都鉄道会社のほか 阪鶴鉄道(大阪−福知山−舞鶴)と競合する計画であったが 京都鉄道に認可が下りたため
阪鶴鉄道は 福知山までの認可となった 保津峡の難工事を経て明治32年(1899)には京都−園部間が開業したが
資金難のため工事が中断するに至り 残り区間は白紙となった 明治34年(1901)には舞鶴鎮守府が創設されて
いよいよ切羽詰まった状況となった為 残区間の福知山−綾部−舞鶴間は国の手で工事され 明治37年(1904)
開通し 京都鉄道会社に経営委譲された 一方の西部区間では 明治35年(1902)御来屋−米子間が官営鉄道に
より開業された 明治40年(1907)に京都鉄道・阪鶴鉄道ともに国有化され 以後の工事は全て国が関わる事となる
明治41年(1908)には 御来屋−鳥取・米子−松江間が延伸開業する 明治43年(1910)園部−綾部間が漸く
開通するに至った 明治44年(1911)には 播但線の生野−和田山・和田山−福知山・和田山−香住間がそれぞれ
開通し 西部区間の松江−出雲間が開業した あとは難工事区間である 香住−浜坂区間を残すのみとなる
明治45年(1912)余部橋梁と桃観隧道が竣工し 当初の計画であった 京都−出雲間が全通 山陰本線となった
その後は 昭和3年(1928)山口県・須佐駅まで延伸 宇田郷−正明市駅(長門市)−阿川駅間と
正明市(長門市)−仙崎駅間は美祢線を延伸する形で昭和5年(1930)に開業した
小串−幡生駅間は長州鉄道を大正14年(1925)に国有化したもので 小串線と称し 昭和3年(1928)に
阿川駅まで延伸された 昭和8年(1933)に須佐−宇田郷駅間が開通
美祢線の宇田郷−正明市(長門市)− 阿川駅間と小串線の阿川−幡生駅間を編入して山陰本線となった
また正明市駅 - 仙崎駅間を支線とした 全通するまで 京都鉄道設立から数え 38年もの歳月が流れていた
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● 京都鉄道から京都線へ
明治30年(1897)02月
二条−嵯峨駅(嵯峨嵐山駅)間を開業 二条駅・嵯峨駅を開業
明治30年(1897)04月
大宮−二条駅間を延伸開業 大宮駅・丹波口駅を開業
明治30年(1897)11月
京都−大宮駅間を延伸開業 官営鉄道・京都駅に乗り入れ
明治31年(1898)01月
花園駅を開業
明治32年(1899)08月
大宮駅廃止(明治38年再開)・8月 嵯峨−園部駅間を延伸 亀岡・八木・園部駅を開業
明治40年(1907)08月
京都鉄道を国有化する
明治42年(1909)10月
路線名称設定 京都−園部駅間を京都線とする
明治43年(1910)08月
園部−綾部駅間を延伸開業 日吉・胡麻・和知・山家駅を開業
明治44年(1911)09月
大宮駅を廃止

● 阪鶴鉄道から阪鶴線へ(綾部駅 - 福知山駅間)
明治37年(1904)11月
福知山−綾部−新舞鶴駅間を開業し阪鶴鉄道に貸与
明治37年(1904)11月
現・山陰本線の区間に 綾部・石原・福知山駅を開業
明治40年(1907)08月
阪鶴鉄道を国有化
明治42年(1909)10月
路線名称制定 神崎−福知山−綾部−新舞鶴駅間を阪鶴線とする
明治41年(1908)07月
和田山−八鹿駅間を開業 養父駅・八鹿駅を開業
明治42年(1909)07月
豊岡駅まで延伸 江原駅・豊岡駅を開業・9月 城崎駅まで延伸開業 城崎駅を開業
明治42年(1909)10月
路線名称制定 飾磨−姫路−和田山−城崎駅間を播但線とする
明治44年(1911)10月
播但線 城崎−香住駅間を延伸開業 支線として和田山−福知山駅間も開業
明治44年(1911)10月
上川口・下夜久野・上夜久野・梁瀬・竹野・佐津・香住駅を開業

● 山陰本線・全通前の香住以西区間
明治35年(1902)11月
境−米子−御来屋駅間を開業
明治35年(1902)11月
現・山陰本線区間に米子・淀江・御来屋駅開業・12月 熊党駅(伯耆大山駅)開業
明治36年(1903)08月
御来屋−八橋駅間を延伸開業 下市・赤碕・八橋(浦安駅)を開業
明治36年(1903)12月
八橋−倉吉駅間を延伸開業。由良駅・倉吉駅を開業
明治37年(1904)03月
倉吉−松崎駅間を延伸開業 松崎駅を開業
明治38年(1905)05月
松崎−青谷駅間を延伸開業 泊駅・青谷駅を開業
明治40年(1907)04月
青谷−鳥取仮停車場間を延伸開業 浜村駅・宝木駅・湖山駅・鳥取仮停車場を開業
明治41年(1908)04月
鳥取仮停車場−鳥取駅間・米子−安来駅間を延伸開業
明治41年(1908)04月
鳥取−安来間を本線・米子−境間を支線とする 鳥取・安来駅開業 鳥取仮停車場廃止
明治41年(1908)11月
安来−松江駅間を延伸開業 荒島・揖屋・馬潟(東松江駅)・松江駅を開業
明治42年(1909)03月
名和仮乗降場を開業・10月 路線名称制定 鳥取−米子−松江駅間を山陰本線とする
明治42年(1909)11月
松江−宍道駅間を延伸開業 湯町(玉造温泉)・宍道駅を開業
明治43年(1910)06月
岩美−鳥取駅間・宍道−荘原駅間を延伸開業 岩美駅・荘原駅を開業
明治43年(1910)10月
荘原−出雲今市間を延伸開業 塩見(福部)・直江・出雲今市駅(出雲市駅)を開業
明治44年(1911)10月
熊党駅を大山駅に改称・11月 浜坂−岩美駅間を延伸開業 浜坂駅・居組駅を開業
明治45年(1912)03月
香住−浜坂駅間を開業し京都−出雲今市駅間全通 鎧・久谷駅開業 京都線の全線と阪鶴
明治45年(1912)03月
・綾部−福知山間 播但・福知山−香住間を山陰本線に編入・5月 倉吉駅を上井駅に改称

● 山陰本線(出雲今市−須佐駅)
大正02年(1913)
出雲今市駅−小田駅間を延伸開業 知井宮(西出雲)・江南・小田駅を開業
大正04年(1915)
下北条駅開業 小田−石見大田駅間延伸 田儀・波根・久手・石見大田駅を開業
大正06年(1917)
石見大田−仁万駅間を延伸開業。五十猛駅・仁万駅を開業
大正07年(1918)
玄武洞仮停車場を駅に変更 仁万−浅利駅間を延伸 馬路・温泉津・黒松・浅利駅を開業
大正09年(1920)
浅利−都野津駅間を延伸開業 石見江津・都野津駅を開業
大正10年(1921)
都野津−浜田駅間を延伸開業。波子・下府・浜田駅を開業
大正11年(1922)
浜田−三保三隅駅間を延伸開業 石見長浜・周布 三保三隅駅を開業
大正12年(1923)
三保三隅−石見益田駅間を延伸開業 山口線と接続 鎌手駅・石見津田駅を開業
大正13年(1924)
折居駅を開業
大正14年(1925)
石見益田−石見小浜駅間を延伸開業 石見小浜駅を開業 下山駅を開業
大正15年(1926)
岡見駅を開業 静間駅を開業 大山口駅を開業
昭和02年(1927)
戸田小浜−飯浦駅間を延伸開業 飯浦駅を開業
昭和03年(1928)
須佐駅まで延伸開業 江崎・須佐駅開業・八橋浜仮停車場開業 末恒・石見福光駅開業
昭和04年(1929)
来待駅を開業
昭和06年(1931)
諸寄仮停車場を開業

● 長州鉄道から小串線へ(幡生−小串駅間)
大正03年(1914)04月
長州鉄道 東下関−幡生−小串駅を開業 現・山陰本線にあたる区間に 垢田口停留場・
大正03年(1914)04月
綾羅木駅・安岡駅・福江駅・吉見駅・梅ケ峠駅・黒井村駅・川棚温泉駅・小串駅を開業
大正06年(1917)03月
垢田口停留場を廃止
大正14年(1925)06月
幡生−小串駅間を国有化 小串線となる
大正14年(1925)08月
小串−滝部駅間延伸開業 湯玉・長門二見・滝部駅開業
昭和03年(1928)09月
滝部−阿川駅間を延伸開業 特牛・阿川駅を開業

● 美祢線(宇田郷−正明市− 阿川駅間)
大正13年(1924)11月
美祢線 正明市駅(現:長門市駅)−長門三隅駅間を延伸開業 長門三隅駅を開業
大正14年(1925)04月
長門三隅−萩駅間を延伸 三見・玉江・萩駅開業・11月 東萩駅間まで延伸 東萩駅開業
昭和03年(1928)12月
支線 正明市−黄波戸駅間を開業。黄波戸駅を開業
昭和04年(1929)04月
東萩−奈古駅間延伸開業 長門大井・奈古駅開業
昭和04年(1929)10月
黄波戸−長門古市駅間を延伸開業 長門古市駅開業
昭和04年(1929)05月
貨物支線 正明市−仙崎駅間を開業 貨物駅として仙崎駅を開業
昭和04年(1929)12月
長門古市−阿川駅間を延伸開業し小串線に接続 人丸駅・伊上駅・長門粟野駅を開業
昭和06年(1931)11月
奈古−宇田郷駅間を延伸開業 木与駅・宇田郷駅を開業

● 山陰本線(京都−幡生間全通後)
昭和8年(1933)2月24日 須佐−宇田郷駅間を開業し京都−幡生間を全通させた 美祢線の宇田郷−正明市−阿川間と小串線全線を編入し 京都−幡生間の本線及び正明市−仙崎間の支線を山陰本線とする
同年7月26日 支線の正明市−仙崎間の旅客営業を開始する

● 以降の開業駅は次の通り
S10 湯里駅・馬堀駅・並河駅・千代川駅・吉富駅・梶栗駅  S11 保津峡駅  S12 乃木駅
S13 諸寄駅・八橋駅  S16 柴山駅・立木駅  S23 国府駅  S25 東浜駅・大岩駅  S26 中山口駅
S28 船岡駅  S30 名和駅・浜田港貨物駅  S32 安栖里駅  S33 高津駅・宇賀本郷駅
S34 敬川駅・餘部駅・久代駅  S35 越ケ浜駅  S39 飯井駅  H01 太秦駅  H05 東山公園駅
H07 鳥取大学前駅  H08 鍼灸大学前駅  H12 円町駅  H20 梶栗郷台地駅

● 以降の廃止駅は次の通り
S16 梶栗駅  S39 清水寺仮停車場  S44 白兎仮停車場  S50 馬潟港貨物駅・浜田港貨物駅

● 改称駅は次の通り
T06 大山駅→伯耆大山駅 石見小浜駅→戸田小浜駅  S13 八橋駅→東八橋駅
S24 塩見駅→福部駅 湯町駅→玉造温泉駅 東八橋駅→浦安駅 石見長浜駅→西浜田駅
S32 出雲今市駅→出雲市駅  S37 正明市駅→長門市駅  S41 石見益田駅→益田駅  S45 石見江津駅→江津駅
S46 石見大田駅→大田市駅  S47 上井駅→倉吉駅  S48 馬潟駅→東松江駅
H05 知井宮駅→西出雲駅 神西駅→出雲大社口駅  H06 嵯峨駅→嵯峨嵐山駅  H08 殿田駅→日吉駅
H11 出雲大社口駅→出雲神西駅  H17 城崎駅→城崎温泉駅

● 山陰本線の古い木造駅舎