2016.07.27 山陰本線・江崎駅(えさきえき) 所在地:山口県萩市大字下田万1319

昭和3年(1928)3月25日 国鉄山陰本線の飯浦−須佐駅間の延伸開業に伴い途中駅として開業
山口県最北端の駅で山陰本線・山口県東端の駅でもある 嘗ては急行列車の停車駅であった
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国土地理院空撮写真  1.田万川 2.国道191号線 3.江崎 4.江崎漁港
江崎浦は 深い入江の奥に位置する天然の良港で 江戸時代に阿武十八郷の「米の積出港」として発達した
北前船の西廻り航路の開設で長門国東の交通要所として重要性を高め 萩藩・津和野藩の外港として栄えた
萩藩の御米紙蔵や周辺海岸警備の為に五浦究役所が置かれ 商港としても藩の保護下にあった
廻船寄港を企て 春秋二回の芝居公演や定期市が許可されたほか 石見国側の使用も許可され
津和野藩の御米紙蔵も置かれていた 町は入り江のまわりを取り巻くように形成され
明治期には芸者の置屋が三軒あり 人力車で汽帆船の乗組員が日和待ちをしている宿屋に呼ばれたという
一大商港として繁栄を極めたが山陰本線開通によりその役割は終わり その後は漁港として発展してきた
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昭和3年開業当時の江崎駅
江崎駅開業50周年記念碑 昭和53年
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駅前 嘗ての繁栄は伺い知ることは出来ない
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