2013.05.15 京都府与謝郡伊根町 船屋の里 伊根

伊根浦は 南に開けた伊根湾の入口に青島があり 季節風を遮る山に囲まれた古い湊である
伊根の舟屋は 平成17年(2005)に漁村として全国初の「国の重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けた
船屋は 住居の一部に船の収蔵庫(ガレージ)を取り入れた住居形態を言い 基本的に「裏の海への開口」と
「表の妻入り」が共通しており 集落内の道から直接船屋を抜けて海に出ることが出来るが
今では 多くの家屋が道路側に建具等をはめ込んでいるため 道から海を見通すことは不可能である
また船舶の大型化にともない 船屋が建築当初のように機能している家屋は皆無に近い
舟屋は伊根湾の海面すれすれに建築され 土台や柱は椎の木を用い梁は松の原木を使用する
1階は船揚場・物置・作業場を兼用し 2階部分が住居となっている 多くの人家が民宿を営み
また舟屋から見る海の景色や 海から見る舟屋の景観が美しく町の代表的な観光資源とされている
また松竹映画の「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」などのロケ地に選ばれ 全国的に知名度が上がった
舟屋は江戸中期頃から存在しているものと見られ 伝統と伊根浦の海と舟屋の景観調和が選定の理由となった

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国土地理院空中写真 昭和50年(1975)9月20日撮影
伊根七浦< 1.日出 2.高梨 3.西平田 4.東平田 5.大浦 6.立石 7.亀島 >
8.青島 9.道の駅 伊根−登録:平成5年(1993)4月22日
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20:23 道の駅展望台から 夜の船屋(立石)
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4:45 道の駅展望台から見る早朝の船屋(立石)
午前6時から「舟屋の里伊根」の散策開始するが 集落内には駐車場が無いということで道の駅から歩いて下る
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7:05 大浦の伊根漁港から立石の船屋
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早朝の集落内を散策 右側が船屋の並び
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最南端の集落「亀島」のカンジャガハナから遠望する「東平田」の集落 右上に道の駅を見る
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化粧地蔵
京都から若狭・丹後に及ぶ地方では 地蔵盆に子供達が地蔵像を洗い清め 化粧を施す風習が伝わる
現在の京都市内では 目と口紅の飾り塗り程度が一般的だが 北部の丹後に至っては蓮台を含む全身に
毎年違った色が塗られる 前日の小浜西組散策で見かけた地蔵も 化粧されていたと思い出した
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立石の船屋群と青島 雨が降りそうなので 一旦「道の駅」まで戻り 後は車で移動する
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道の駅から見る立石と亀島の全景
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道の駅から見る高梨と西平田の全景 旧国道は集落内を通る
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西平田の船屋
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西平田の船屋 向こうに高梨地区の船屋が見える 午前8時30分 伊根を出立

なおも半島東部を北上し本坂の筒川橋から宇良神社へ
隣接する浦嶋館は休館日で入ることかなわず マァ今更この歳で「浦嶋太郎」はなかろう

京都府伊根町本坂 筒川橋
明治34年(1901)丹後繭糸蚕種生産販売組合が創立され 本坂に筒川製糸が始められた
後に新綾部製糸株式会社筒川工場と称された この石橋は製糸工場のために架けられた橋であったと思われる

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京都府伊根町本庄浜 宇良神社
『日本書紀』雄略22年条に「秋七月に、丹波国余社郡管川(つつかは)の人水江浦島子、舟に乗りて釣し、
遂に大亀を得たり。便ち女に化為(な)る。是に浦島子、感(め)でて婦(め)にし、相逐ひて海に入り、
蓬莱山に到り、仙衆(ひじりたち)に歴(めぐ)り覩(み)る。語(こと)は別巻に在り。」と書かれ
日本で一番古いとされる浦島太郎伝説の神社である 祭神は浦島子・月読命・祓戸神
今は海岸から1km以上離れた所にあり神社の背後を筒川が流れ 北面して社殿が建つ
浦島大明神・筒川大明神ともよばれる
明治以降は宇良神社と称するが 一般的には浦嶋神社という

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神苑
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奉納 北前船模型
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珍しい鋳物の巨大水盤

午前9時35分 浦神社をあとに丹後半島最突端の経ヶ岬を目指す 距離8.8km 約15分で到着予定

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