2017.08.14 都城市を散歩する

「道の駅たからべ」は 鹿児島県曽於市財部町にあるが 都城市にある母智丘や関之尾の滝に近く便利である
前を走る県道2号都城隼人線は交通量は多いが国道10号線ほどではない 隣接してコンビニのローソンがあり
これも便利である 盆休み真っ只中であるが 車中泊組は 浜松から来た夫婦と私達のみであった
夜は 前日に比べると涼しくなり そこそこ快適であった
宮崎県都城市横市町 母智丘公園
母智丘(もちお)は 大淀川支流の横市川・庄内川に挟まれたシラス台地上にあり 標高は東部で170m
最高点は288mである  約500万年から約258万年前に噴出した丸山溶岩で形成された溶岩丘である
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上の写真は サイト:宮崎観光写真<http://miyazaki.daa.jp/>より転載
歴史ある約2kmの桜並木は 県下で唯一「日本の桜名所100選」に選ばれている
約2600本のソメイヨシノ・八重桜・山桜などが植えられ 特に母智丘神社まで約2Kmの桜並木は見応えがある
290段の石段を上り 丘の頂上付近にある母智丘神社から母智丘公園全体を見下ろすことができる
この桜は 明治2年(1869)に母智丘神社を建立した都城地頭の三島通庸が植栽をしたのがきっかけとなり
昭和2年(1927)には 都城市に本店を構える「江夏商事」の創業者・江夏芳太郎により1000本の苗が
寄進され現在に至る その他 山上には「多目的広場公園」及び「グランド」や「くまそ広場」があり
くまそ広場の片隅からは 関之尾の滝を見下ろすことができる 是非とも桜の頃に再訪したいと思う
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国土地理院標高図
@ 母智丘神社参道桜並木 A 母智丘神社 B 多目的広場 C グランド D くまそ広場 E 関之尾の滝
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気持ちのよい母智丘グランドの朝
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くまそ広場 「今回は こんな写真が多いなー」と思いつつ撮っている
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午前7時30分 なので 少しは涼しいけど誰もいない
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<Beautiful>を現代的に訳すと「View(眺め)手 振る」展望台
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ビュー手フル展望台から 正面に高千穂峰と霧島山
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この先が滝見台展望所 一抹の不安がよぎる
やはり木が茂って何も見えず
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「滝見台への道」の途中から見えた関之尾の滝 くまそ広場から関之尾滝まで直接行ける車道がある
宮崎県都城市関之尾町 霧島ジオパーク 関之尾の滝
大淀川支流の庄内川にかかる滝で「日本の滝百選」に数えられ 宮崎県の母智丘・関之尾県立自然公園に属す
大滝・男滝・女滝の3つの滝があり 幅約40m・落差18mの大滝は およそ11万年前の加久藤カルデラの
噴出溶岩の溶結凝灰岩を侵食して作られた 男滝は北前用水路の余水吐き 女滝は取水口で明治時代に岩を
掘ってつくられたものである 滝の上流にある長さ600m・幅40mに及ぶ川床には 数千個の甌穴群があり
その規模は世界有数のものといわれ 昭和3年(1928)2月18日に国の天然記念物に指定されている
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大滝は自然にできた滝
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吊橋と滝
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朝日に虹が出た
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モノクロ処理で 1/2500秒
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1/1250秒
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1/15秒
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明治時代に作られた北前用水路の左写真が上流の取水口 右写真は余水吐きで人口の滝「男滝」である
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上流沈下橋から滝側撮影 水量が多く甌穴は見えない
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甌穴を作る流れ
約34万年前の加久藤カルデラの噴火によって流出し堆積した溶結凝灰岩の層に 霧島山から流れる水が
窪みに残された岩石を回転させ より大きい丸い窪みを作り出したもので3mを越える大きなものもある
傾斜がゆるく流れが穏やかな状態では 大分県の岳切渓谷のように 滑らかな一枚岩の川床となる
絶妙な傾斜と水量による自然界のバランスから甌穴は出来る
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5月から6月にかけ 田への配水が増え水位が下がる頃は多くの甌穴が見られるらしい
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滝上部の様子
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北前用水路と親水公園
宮崎県都城市吉之元町 キッチンガーデン夢見ヶ丘
関之尾の滝から18km 高千穂牧場の少し手前にある物産館的ショップ
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吹き抜けの樹
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店内
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マンゴーソフトと大きなシュークリームが美味い
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長さ約20mぐらいの一枚板のカウンター
高千穂牧場
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雨が降りそうな天気になってきた
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動物ふれあい広場
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天気が良ければ掲示板のような景色だが
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めん羊
午前11時過ぎに高千穂牧場を後にして 高千穂河原からえびの高原へと向かう
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途中 新湯温泉下の新湯地獄
えびの高原荘でランチを食べて JR吉都線のえびの駅と「道の駅えびの」に立ち寄り 加久藤峠・人吉を経て
球泉洞から芦北へ 熊本・大津・旭志を通り帰宅する 19時30分着
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