2017.08.12-13 宮崎県高鍋町 染が岡ひまわり畑とルピナスパーク

8月12日 宮崎県高鍋町大字持田 染ヶ岡ひまわり畑 「キャベツ畑のひまわり祭り」
今回の 旅の目的は 作付面積80ha・本数1100万本の 日本最大のひまわり畑で催される「ひまわり祭り」
面積は「東京ディズニーランド」の約1.7倍に相当し 炎天下の下で歩けるかどうか心配するほどの広さ
このとてつもない広さのひまわり畑出現の由来は2010年まで遡る  同年4月に
宮崎県において家畜伝染病の口蹄疫が発生し 高鍋町でも猛威をふるった 伝染予防のため家畜の全てを
殺処分する処置が取られ 宮崎県の農産業は大きな痛手を被った この染が岡地区はキャベツの一大産地で
畑には家畜の堆肥が使われていたが  堆肥の移動制限により入手不可能となった
しかし 2006年頃から一部の農家が景観保全と緑肥のために  収穫後にヒマワリを栽培していたことから
農業後継者らが中心となり 農家を襲った未曾有の大惨事により 疲弊した農業に元気を取り戻そうと
同年夏に県道沿い38haの畑に約500万本のヒマワリを植栽した そして
「咲き誇るヒマワリを見に来てほしい 笑顔になって欲しい」と 町内外に呼びかけたのが始まりである
ヒマワリには土壌中の菌根菌を増やす力があり その後に植える作物にリン酸吸収を促進させる働きがある
また キャベツを連作すると病気になりやすいといわれ 間にヒマワリを植えて連作を避ける効果もあった
2013年には 約30戸の農家が参加し 75haに約1000万本を植えるまでに拡がりを見せた
2014年からは 80haのキャベツ畑に 1100万本のヒマワリを植えるまでに成長拡大した
間違いなく日本一の「ひまわり畑」であるが キャベツの肥料目的のため 種をつける暇も与えぬまま
祭り後すぐに開花した状態で刈り取られ そのまま畑に鋤き込まれる 見ごろの鑑賞時期はわずかである
平成26年度 農林水産祭 むらづくり部門「内閣総理大臣賞 受賞」
全国の地方新聞社と共同通信社が設けた「地域再生大賞」の 第4回地域再生大賞「優秀賞」
第41回毎日農業記録賞<一般部門>最優秀賞などを 団体及び個人が受賞している
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広大な「ひまわり畑」
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ひまわり畑の迷路
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蜂も忙しそうに飛び回る
花摘みは無料です
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蝶も「ひまわり畑」で食事中
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美味しそうな花を探して飛び回る
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午後4時を過ぎた 畑の中はまだまだ暑い 高鍋町・本日の最高気温は31.4度 しかし体感温度はそれ以上
この後「道の駅つの」に戻り車中泊したが アスファルトがいつまでも熱く なかなか眠れぬ夜となった
8月13日早朝 宮崎県農業科学公園 ルピナスパーク
公式サイト:http://lupinus-p.jp/m_park/
公園の敷地は 宮崎県川南町と同県高鍋町に跨っており 正門と駐車場は高鍋町大字持田にある
「農業とおいしく、たのしく、おもしろく出会える」ことをテーマにした農業公園で
16haの広大な花と緑に囲まれた敷地内は わくわく・のびのび・ふれあい・いこいの各ゾーンに分けられ
農業の歴史や先進技術を楽しく学べる「農業科学館」や温室 そば打ちやパン作り等の体験ができる
「ふれあい体験館」 自販機やソフトクリームのある「うまい館」などの施設のほか
収穫体験の出来る「ぶどう園」 芝生の「太陽の広場」 水とふれ合う「ウォーターランド」
アスレチック遊具を備えた「冒険の広場」やピクニック広場 桜並木など多彩である
開園時間は午前9時30分だが 広場は時間外も開放され 早朝から散歩する人達が多い
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うまい館と温室
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太陽の広場
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フヨウ(芙蓉)花言葉:繊細な美・しとやかな恋人
ハクチョウソウ(白蝶草)花言葉:行きずりの恋
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英国製フォード4610形トラクター
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ふれあい体験館
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ふれあい広場
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ピクニック広場
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冒険の広場
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太陽の広場
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温室 時間外であったが扉が開放されていたので入らせて頂いた(無断ですみません)
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