2009.08.29 山口県防府市山陽自動車道佐波川SA内 枡築らんかん橋

<地図>
枡築(ますつき)らんかん橋
三田尻浜(防府市)は 元禄十二年(1699年)から入浜式塩田が築かれ 播州赤穂(兵庫県)につぐ
全国屈指の塩の生産地でありました 「枡築らんかん橋」は入浜式塩田が構築されたとき
枡築間の通路として入川に架せられた石橋で 二段の張り出し桁の上に橋桁をおく形式をとり
日本三奇橋に数えられる 甲斐の猿橋を素型としたとも言われます 橋桁の総長3.3m 橋幅1.8m
中央部は 満潮時でも上荷船の航行を妨げないよう高く造らせています かつてこの石橋に木製の欄干が
取り付けられており 「らんかん橋」と呼ばれていました この橋は大浜塩田の入川に九基かかつていたという
現在 残されている一基は 市の有形文化財に指定されています
なお この橋は江泊(えどまり)塩田の入川に架せられていたものを移設したものです
昭和62年12月
つま先立ちのような石組みで心許ない気がする 石刎橋と言う構造方式で長州に多いそうである
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