2009.04.08 大分県中津市本耶馬渓町曽木(そぎ) 耶馬渓橋

<地図>
この橋は 山国川にかかる観光道路 生活道路として大正9年から12年にかけて架橋されたもので
長崎県に多い石積方式であるため通称オランダ橋とも呼ばれている
架橋工事は 地元の岩渕万吉氏が請け負い 地元の石工 石材を使用し架橋された
その工事に要した費用は曽木地区の村山21人の共有林を売却しそれに当てたもので
その額は4万円と言われている 現在 我が国にはこれだけの規模の石橋はなく
八連 橋長116メートルは共に日本一である 架橋以来 永い間風水害に耐えて未たこの橋であるが
昭和19年の大洪水で大きな被害を受け橋面の高欄等が流失しコンクリートにおいて復旧されていた
 しかし数年前より橋体にひび割れ等が判明し 通行上非常に危険な状態であったため
平成10年から11年にかけて当時の写真等を参考に補強 修復されたものである
橋歴
工事歴:大正9年(1920)11月着工  同12年(1923)3月竣工  工事費:四万円
設計監督:永松昇  現場監督:仲福太郎  請負者:岩渕万吉  石工:小池嘉十郎・鳥越七郎
 昭和19年(1944)の水害で橋面が流失したが その後直ちに復旧する
昭和53年(1978)3月 県指定の有形文化財となる
平成10年(1998)2月 補強修復工事着工 同11年(2001)3月竣工
請負者:ピーエムエ業株式会社  工事費:一億六千三百万円  管理者:本耶馬渓町
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上写真3枚・下流側より撮影
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上写真5枚・上流側より撮影
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