2007.10.14 大分県中津市本耶馬渓町曽木(そぎ) 羅漢寺橋

<地図>
この橋は、大正3年12月「耶馬渓鉄道」が柿坂まで開通し この時羅漢寺駅が開設された
これに伴い交通・経済・文化・観光の発展を期待して架設された
「橋梁概要」
石造り三連アーチ   橋長:91m  径間長:26.8m  幅員:3.8m
「橋 歴」
大正6年3月着工  同9年9月竣工
設計監督:黒葛原喜蔵 永松昇 現場監督:仲福太郎 請負者:岩渕万吉
石工:松田新之助、鳥越七朗 仲幸蔵 その他近在より加わる 総工事費:2万円
平成13年3月 大分県有形文化財に指定  平成15年11月 補強修復工事着工 平成16年9月竣 工
請負者:ピーエム工業株式会社 総工事費:1億500万円 管理者:本耶馬渓町
*大分県内において昭和20年代まで石造アーチ橋の建設が続いた理由は この羅漢寺橋程度の規模であっても
近隣の大工や石工により 6ヶ月という短い納期で架橋できたということにその一端がうかがえる
地方においての 石造アーチ橋による架橋は 成熟した技術とともに 現場と石工作業場とに分けて
同時に作業が出来るという合理的理由から採用されたと考えられる
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下流側から撮影 山国川には時折カワセミの姿も見られる
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上流側
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修復後の高欄 照明付きとなっている
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