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現国道496号線の前身 福岡・大分県道2号時代に架けられたアーチ橋
教順寺下から対岸へと渡る旧道に架けられ 架橋記念碑は教順寺参道石段の傍らに立つ
碑文の架橋年:昭和3年12月末日
魔林峡 念仏橋の景(名勝耶馬渓 昭和11年指定)
約1.5kmにわたる深い峡谷で 土地の人の間では「マベシ谷」と呼ばれている
昔話 魔林峡と念仏橋の由来(中津市HPから転記抜粋編集)
草本(くさもと)金山は 江戸時代頃から金を掘っていたといわれ 洞窟内で働く人夫の中には罪人も含まれていた
罪人の中には さらに罪を犯す者もおり 罪深い者は近くの河原で処刑にされた そして そのような罪人たちに
死後の供養などしてくれる者はいなかったので 罪人達の魂は霊界に行くこともかなわず成仏できなかった
河原をさまよう霊を 教順寺の院代である宮野哲州師が仏のお告げにより供養したと言われている
この河原は 悪魔がたくさん住み着いていると恐れられたことから「魔林峡(まばやしきょう)」と呼ばれ
そこに架かる橋は 悪魔に取り付かれないように念仏を唱えなければ渡れなかったことから
「念仏橋(ねんぶつばし)」と呼ばれた