<地図>
猿沢の池南西角に位置し 率川(いさがわ)に架かる石橋 率川は大半が暗渠となり猿沢の池南に
僅かにその流れを見ることが出来る 平城京上ツ道 後の伊勢街道起点にあり
架橋は明和七年(1770)庚寅年五月吉日とある 橋より西に位置する椿井町嶋屋嘉兵衛が
私財を投じて架設し 嶋屋嘉兵衛の名を取り「嶋嘉橋」と名付けられた
上流川中に船のような中州が築かれているのは 橋脚に当たる水圧を下げる目的で
水流を分流するために設けられた 明治の廃仏毀釈で川に捨てられた石像を中州に集め祀った
船に乗る地蔵として 以来信仰を集め現在に至る
2009.08.25 奈良市元林院町(がんりんいんちょう) 嶋嘉橋(しまがばし)
向こうに見えるのが猿沢の池堤 左右に興福寺参道石灯籠の常夜灯
上流側
下流側
橋の裏はパイプライン
率川舟地蔵
椿井町嶋屋嘉兵衛と架設年
昼寝のトラちゃん
くつろぐ鹿