2009.10.18  熊本県菊池市大字原(はる)字永山  永山橋

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九州自然歩道 菊池渓谷〜来民コース
永山橋 菊池市文化財指定。昭和45年2月13日 熊本県文化財指定。平成6年3月16日
旧永山橋は 現永山橋よリ130m下流に文政6年(1823)に架けられたが 文政12年5月の洪水で流失し
現永山橋は明治11年(1878)に完成したものである 架橋について古老の武藤逸美氏は「私の祖父甚平に
妻(祖母)がお嫁にきたのが明治9年(1876)であった その年が着工の年で翌々年明治11年の春約2ヶ年の
歳月を費して現在の橋を見るに至った 」と語る 工事中ー度枠組に失敗して再度やリ直したと伝えられている
当時 永山橋は熊本の合志・菊池と豊後の小国との交通上の要路で この西方4kmの地点にある日田往還よりの
立門橋と共に 肥後と豊後の交易の要路上重要な橋としての意義は大きなものがあった
石工は肥後八代種山手永の橋本勘五郎である 使用石材は近くの上崩迫よリ切リだして多くの石工 大工
人夫によって構築されている 明治4年(1871)に東京に召された橋本勘五郎は 皇居の二重橋をはじめ
江戸橋 万世橋 浅草橋等の眼鏡橋を架けて当時の東京市民の生活の便をはかっている
内務省土木寮測量士の辞令を貰い その辞令によると明治7年(1874)の日付けで「月給弐拾円也」となっている
永山橋は欄干の形状に特長があるといわれる
規模 長さ:61m  高さ:17.0m  幅:4.6m  輪石:45枚
環境庁・熊水県
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柱状節理の両岸 淵には極透明な清流が流れる
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下流右岸より全景
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