2011.05.31  熊本県菊池市旭志弁利(きょくしべんり)岩本  円通寺石門

<地図>
寺伝によると 円通寺は菊池氏初代の藤原則隆が延久年間(1069〜1074)に 山城国の円通寺から本尊を移し
(山城国・円通寺とは 現在・京都市左京区岩倉幡枝町にある臨済宗妙心寺派の寺 山号名を大悲山とする)
開いたという由緒ある名刹である  この石門は円通寺の表門にあたるが これは天保(1830〜1844)頃
この寺を復興した自忍和尚により造られたものと考えられている
石門の総巾は5.4m 総高3.9mで アーチの部分は巾2.68m 高さ1.86mである
輪石のまわりに切り石を積みあげ その上に寄棟造の屋根を載せた 形のすばらしい唐風の石門である
石門は県内でも少なく 江戸時代の文化 技術を知るうえで貴重なものである 
熊本県指定重要文化財  円通寺の石門
昭和63年3月15日指定  熊本県教育委員会
菊池遺産 岩本円通寺史跡公園
img
img
img
 TOP