2015.10.12 豊肥本線・豊後竹田駅 所在地:大分県竹田市大字会々2335-1

大正13年(1924)10月15日 官営鉄道犬飼線の朝地−豊後竹田間の延伸に伴い終着駅として開業
翌年11月に犬飼線は玉来駅まで延伸 昭和3年(1928)に宮地線の坂ノ上トンネルが開通して
宮地駅−玉来間がつながり 宮地線・熊本−犬飼線・大分間が全通して豊肥本線となった
開設当時から豊後「たけだ」駅と濁音で呼ばれたが 地名が「たけた」と呼ばれているのに合わせ
昭和44年(1969)10月のダイヤ改正時に「ぶんごたけた」駅と呼称を改めている

昭和26年(1951)から 竹田町民寄贈のレコードを使い 改札を担当する駅員が列車の発着時に
竹田出身の作曲家・瀧廉太郎の歌曲「荒城の月」及び「菊」を流していた これは現在の発車メロディや
接近メロディにあたる 川端康成が昭和28年(1953)に発表した「波千鳥」の中で 竹田駅において
「荒城の月」の唱歌が流れることを触れている 当初は山田耕筰の編曲による曲であったが
昭和63年(1987)からは 瀧廉太郎の原曲に変更され 竹田市少年少女合唱団の歌唱曲となった

発車メロディの始まりについては諸説あるが 1970年代には一部の大手私鉄で使用されるようになったが
それより20年以上も前に レコードによる発車・近接メロディを豊後竹田駅では流していたことになる
img
img
昭和3年(1928)頃の竹田駅
img
民営化後 城に似せて拡張・改装されたらしい
img
柱などは古いまま
img
天井に創建当時の面影を残す
img
img
img
img
TOP