2016.08.11-14 久住・高千穂・椎葉・日向・大分の旅

今年の夏は暑く日田市の猛暑日々数は 全国第一位の38日となった 旧盆の間に避暑を兼ね
久住から高千穂・椎葉・日向を廻り大分へ中九州の旅を敢行したが 今年は様子が違った
毎年旧盆の頃には朝晩が涼しくなるのだが ゆく先々で猛暑の連続「暑い旅」となってしまった

2016.08.12 高森から高千穂へ

高森 湧水トンネル公園
今朝の気温は20度ぐらい「道の駅波野」での車中泊はまずまず快適ではあった 道の駅を午前6時30分に出発し
高森湧水トンネル公園に立ち寄るが 早朝のため当然ながら閉鎖中なので入り口付近を散策する
大正11年(1922)の改正鉄道敷設法で「熊本県高森ヨリ宮崎県三田井ヲ経テ延岡ニ至ル鉄道」として定められ
嘗て延岡−高千穂駅間を結んでいた国鉄高千穂線を 高森線の高森駅まで延伸する計画が存在していた
昭和48年(1973)12月から高千穂・高森の両方向から着手されたが 昭和50年(1975)2月に
建設中の高森トンネル坑内で異常出水が発生し 高森町内の井戸水が枯れ水道が断水する事故が突発した
その後も度重なる出水事故が発生し 昭和51年(1976)9月にトンネル工事が中断されている
昭和55年(1980)に制定された国鉄再建法により高千穂−高森間の鉄道建設が全面凍結された
その後 トンネルは高森町に無償譲渡され親水公園となり 毎分32トンの湧水は町の貴重な水源となっている
現在 掘削予定6500mの内2055メートルまで掘られており その内550mが開放されている
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鉄道完成後はこの辺りが高森駅となるはずであった
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トンネル入口
内部写真は高森町観光サイトより(縮小版)
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国鉄のトンネル番号でしょうか
法面は工事中断後の日付
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まだ午前7時30分 高千穂に向かって出発

熊本県上益城郡山都町長崎 蘇陽峡長崎鼻展望所
国道218号線の山都町長崎から服掛松キャンプ場入口を経て展望所に至る道が唯一の道である
五ヶ瀬川の高千穂より上流域にあり 約200mの高さがある切り立った絶壁が約10kmに渡って続く
日本では珍しいU字形の深い渓谷で 九州のグランドキャニオンと呼ばれるが 岩の露出もなく
それほどの壮大さは感じられない 長崎鼻展望所は五ヶ瀬川と三ヶ所川の合流地点にある
また 両河川に挟まれた長い尾根を長崎鼻と呼びその突端に展望所は開かれている
展望所から谷を降りる歩道があるが 川には橋がかかっておらず谷底に通る道も狭く通り抜けはできない
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合併する前の旧阿蘇郡蘇陽町は 「九州のへそ」と呼ばれ九州本土の中央部に位置する
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谷底まで20分
蘇陽峡散策コース地図

宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町三ヶ所 うのこの滝
熊本県山都町にある通潤橋の近く 笹原川本流に掛かる「鵜の子滝」と同名のため 通常ひらがな表記される
落差約20m 滝壺直径約100m 滝壺面積約5000平方mで  日本一滝壺の広い滝とされる
周囲を柱状節理の岩壁に囲まれ ポッカリと穴が空いたような空間である
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”夕日の里”桑野内地区へ繋る「夕日の里大橋」
橋の下「三ヶ所川」

高千穂峡
阿蘇の火山活動によって 約12万年前と約9万年前の2回噴出した高温の軽石流が五ヶ瀬川渓谷に沿って
帯状に厚く流れ出し渓谷内に堆積した そして急速的に冷却され固結し溶結凝灰岩となり柱状節理を生成した
その溶結凝灰岩が五ヶ瀬川の侵食作用によって再びV字形の 高さが最高100m・平均80mの
柱状節理による懸崖が 東西約7kmに渡って続く深い渓谷となった
昭和9年(1934)に国の名勝・天然記念物に指定され 昭和40年(1965)には祖母傾国定公園に指定された
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高千穂峡に架かる「神橋」
過去 大正時代に架けられた石橋とされていたことがあったが 大正時代にあった木橋が流されたあと
昭和22年(1947)11月にコンクリートアーチ橋に架け替えられた しかし 景観に配慮するため
近くで産出した石を張り欄干・親柱も石造りとしたため 現在でも「大正期の石橋」と勘違いされる人もいる
この道は明治大正期の日向往還(熊本から延岡に至る街道・宮崎方面からは肥後往還または高千穂往還)で
昭和28年(1953)国道に昇格し国道218号線となった 昭和30年(1955)に鋼鉄製の「高千穂大橋」が
架けられるまで重要な国道橋であった
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上:高千穂大橋 中:神都高千穂大橋 下:神橋
甌穴も見られる
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豊富な岩清水が湧き出す「玉垂の滝」 水は「おのころ池」を通り「真名井の滝」となって高千穂峡に注がれる
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御橋から見る 真名井の滝と高千穂峡
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滝見台から見る 真名井の滝と高千穂峡
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大きな柱状節理 鴨が2羽泳いでいる

今日のお風呂は「天岩戸温泉」へ 国道218号の馬門交差点から天岩戸神社方向へ5km(10分)にある
入湯料:350円 温泉から天岩戸神社まで2.7kmの距離である
入浴をすませ高千穂に戻り高千穂神社に詣でる
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高千穂峡の大狐の剃刀(オオキツネノカミソリ)
高千穂神社正面参道
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ご神木
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夫婦杉
社叢の杉
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本殿・拝殿

国見が丘
標高513mの北東方向に300m程延びる山の尾根で 神武天皇の孫・建磐龍命(たていわたつのみこと)が
九州統治の際に立ち寄り国見をしたとされる伝説の丘 西に阿蘇五岳とその外輪山 北に祖母傾連峰
南に霊峰「二上山」とそれに続く椎葉の山々が見渡せ 眼下に高千穂盆地を見下ろす
特に中秋から初冬にかけては 雲海の名所として全国的に知られている
<下>国見が丘から北側の展望
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遊歩道
夕焼けを期待したが

今日は「道の駅・高千穂」で車中泊 国道を挟んで第2駐車場が広い
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道の駅のオブジェ 「天岩戸開き」に登場する神 岩戸の前で踊った「天鈿女命」(あめのうずめのみこと)と
岩戸を取り払った「天手力男命」(あめのたじからおのみこと)を表す
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