2014.03.13 熊本県下益城郡美里町小筵(こむしろ) 小筵橋

<地図>
肥後と日向を結ぶ街道「日向往還」に架けられた石橋 小筵集落西の入り口の小筵川に架かる
熊本県ホームページから編集転載
津留川に合流する小筵川は2km未満の小さな川だが、浸食が進み、この橋が架かる辺りでは幅50m、深さ10mほどの
谷をつくっている。この谷に架けられたのが小筵橋で、文政12年(1829)、有名な石工岩永三五郎の兄である
嘉八によって築かれたといわれているが、年代と共にそれを明らかにする資料は発見されていない。
この眼鏡橋はアーチ部分である輪石をはさんだ四方の壁石が鞘石垣になっている。鞘石垣とは、刀を納める
鞘のように面が反っている石垣である。つまり、橋本体が下の部分ほど幅が広がることになる。
遠くから眺めては、このことに気づかないが、橋を渡るときには橋の裾(すそ)が目に入り、安心感を与える。
また、この鞘石垣があるせいか、大きな修復を施すことも なく、どっしりとした姿を保ち続けている。
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