2009.05.15  久留米市大橋町合楽 おおはし歴史公園内     石浦大橋

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福岡県指定文化財
石浦(いしうら)大橋 付礎石5個 柱部材3本  指定年月日 平成14年4月5日 福岡県指定
平成15年2月5日 追加指定  所在地:久留米市大橋町合楽1082 おおはし歴史公園

大橋町の町名の由来となった石浦大橋は 久留米から田主丸町・吉井町へと向かう筑後川沿いを走る
豊後街道(豊後中道)が 巨瀬川を越える地点に 元禄11年(1698)に架けられた石造桁橋です
 明和2年(1765)に大規模な改修が行われています 明治初年 大正10年(1922) 昭和8年(1933)
昭和28年(1953)などに修理が行われて維持されてきました 昭和50年に交通量の増加などから解体され
石材は善導寺に保存されていましたが 地元の要望から平成10年に地域のシンボルとして
「おおはし歴史公園」に復元されました  福岡県内に残る石橋では3番目に古いもので
通称「山北石(やまきたいし)」と呼ばれる 生葉(いくは)郡山北村(現浮羽町)から産出していた石を
使用しています 昭和50年に県道拡幅工事によって解体されていましたが 石材の修理を行い
手すり以外は造られた当時の方法で300年ぶりによみがえりました
1998年3月竣工 久留米市教育委員会
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<左上>昭和50年当時の姿(掲示板写真)
<上>増水時の写真(掲示板写真)
<左>掲示板の絵タイル
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背景の山並みは昔と変らず
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保存親柱と明和の大修理記念碑文
保存礎石と石橋脚柱
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明和の大修理記念刻文字
桁組側面
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アーチ橋から始めた石橋巡礼だが 石桁組のバランス的感覚に「和」を感じるようになって
アーチ以上に感動する石桁橋に出会うこともある
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