2010.09.24  久留米市田主丸町森部  石垣神社境内ノ橋

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石垣神社は竹野郡の宗廟(総鎮守)として崇敬を集め 現在は高良玉垂宮・住吉大神八幡大神が祀られています
創建年代は和銅2年と伝わります 石垣神社は江戸時代には石垣真宮若しくは新宮と呼ばれています
これは高良山大菩薩が勧請されたもので 300mほど西に位置する石垣観音寺と一体のものでした
現在では石垣神社と観音寺の間を県道が分断していますが 本来は観音寺本堂と石垣神社社殿は
参道によって結ばれていました 境内には本殿・拝殿 楼門 石造鳥居などが存在します
石造鳥居は明暦元年(1655)の銘があり 久留米市内では北野天満宮の石造鳥居 大善寺玉垂宮の石造鳥居につぐ
古さを持つものです また 久留米藩三代藩主有馬松千代(頼利)の名が刻まれるなど 歴史的にも貴重な作品です
楼門は 改造も受けていますが 棟札から安永9年(1780)の建築です
建立は久留米藩の支援の元 郡民の協カで行われました 竹野郡を代表する貴重な江戸中期の建造物です
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楼門の棟瓦
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明暦元年建立の鳥居
手水場の境内池に架かる橋
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