山鹿温泉鉄道の車両

img
A型蒸気機関車 Cタンク機 1−2号機
大正6年(1917)開業−昭和8年(1933)
雨宮製作所製 大正6年(1917)5月製造
昭和8年(1933)バス事業転換のため余剰となり売却

B型蒸気機関車 Cタンク機 3−4号機(写真左)
大正12年(1923)−昭和32年(1957)
独国コッペル社(Orenstein & Koppel)1922年製
軸距1525+1525mm 自重:21.04t
長さ:7918mm 幅:2346mm 高さ:3486mm
3号機:昭和31年頃解体
4号機:昭和32年(1957)廃車
img
蒸気機関車 二代目 1−2号機
昭和22年(1947)−昭和26年(1951)
輸送力増強のため補充機として未認可のまま使用
呉海軍施設部機関車 製造元・製造年・型式不明

蒸気機関車 国鉄3411形 タンク機(写真左同形機)
昭和25年(1950)−昭和26年(1951)
米国ピッツバーグ社(Pittsburgh)1898年製
軸距1676+1524mm 1C1 自重:34.67t
長さ:9963mm 幅:2478mm 高さ:3597mm
豊州鉄道→九州鉄道→国有→博多湾鉄道→国有→鹿本鉄道
昭和25年の決算報告では 払下費用77万5千円を計上
しかし短期借り入れの可能性も高いとされる

img
単端式ガソリンカー ジ1・3(左:単端式参考写真)
昭和3年(1928)−昭和10年(1935)
丸山車輌 昭和3年(1928)3月製造
出力:26馬力 フォードソン・トラクターエンジン
軸距:3962mm 2軸 自重:4.73t
長さ:8452mm 幅:2540mm 高さ:3232mm
定員:40名 最高速度:24哩(約40km)/h

両端式ガソリンカー ジ2
昭和3年(1928)−廃車時期不明
梅鉢鉄工場 昭和3年(1928)4月製造
出力:33馬力 ウォーケシャV型エンジン
軸距:3350mm 2軸 自重:4.73t
長さ:8360mm 幅:2640mm 高さ:3305mm
定員:40名 大負荷時・最高速度:20哩(約32km)/h

img
蒸気動車 キハニ2(左:蒸気動車参考写真)
昭和17年(1942)−昭和26年(1951)
元小倉鉄道所属 明治45年(1912)汽車会社製
戦時体制下のガソリン不足により導入された
その構造は 客車内に小型の蒸気機関車を入れ
トレーラーのように
機関車の台枠と車体側台枠を連結させて
曲線通過時には 車体に対して機関車部分が
ボギー式台車のように首を振る構造であった

img
気動車 キハ1・2
昭和26年(1951)−昭和40年(1965)路線廃止
新潟鐵工所 昭和26年(1951)3月製造
出力:76.54kw 日野DA55A型エンジン
軸距:1800mm×2 ボギー式 自重:20t
長さ:16220mm 幅:2740mm 高さ:3750mm
定員:100名 最大負荷時・最高速度:54.5km/h

苦肉の策が生んだ名物車両

imgimg
img
レールバス キハ101
昭和30年(1955)−昭和40年(1965)路線廃止
国鉄西鹿児島工機部 昭和30年(1955)3月製造
出力:53.6馬力 GMC270型エンジン
軸距:4170mm 自重:7.61t
長さ:7620mm 幅:2400mm 高さ:2800mm
定員:47名 最大負荷時・最高速度:72km/h
左写真の米GMC社のトラックをベースとしたレールバス
大型気動車に比べ製造コストは1/10であった
img
レールバス キハ102
昭和30年(1955)−昭和40年(1965)路線廃止
山鹿温泉鉄道 昭和30年(1955)10月製造
出力:53.6馬力 GMC270型エンジン
軸距:4530mm 自重:6.5t
長さ:7420mm 幅:2410mm 高さ:2830mm
定員:52名 最大負荷時・最高速度:72km/h
米GMC社のトラックをベースとした2台目のレールバス キハ101と共に昭和32年7月の水害により休車となった
<Prev    TOP   Next>