2014.04.23 松浦線・江迎鹿町駅  所在地:長崎県佐世保市鹿町町深江

国鉄・伊万里線の江迎駅として 昭和14年(1939)1月25日に開業 建物は概ね開業当時のもの
昭和63年(1988)4月 第三セクター・松浦鉄道に転換後 駅務室が一部解体され縮小
駅名も江迎駅から江迎鹿町駅に改称 平成17年と22年に整備され化粧直しされている
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江迎町 平戸街道と本陣跡 掲示板より
江戸時代の平戸藩は 江迎を通り佐世保を経て東彼杵の長崎街道まで続く「平戸街道」を通って
参勤交代を行っていた この建物は 参勤交代の折に必ず藩主が宿泊した宿舎(本陣)であり
平戸藩主松浦熈(ひろむ)が  天保元年(1830)に再整備した建物で 唯一県下で当時のまま残されている
藩主専用の座敷(御成間・枕水舎)は一段高く造られ 賊の侵入を防ぐために二重天井や床下の格子張が
施されている 御成間(枕水舎)の一本の柱は池の中に立っており 松浦熈による額が掲げられている
また 庭の手水場には水琴窟が造られており 今もかわらぬ幽玄な音色は当時を偲ばせる
(長崎県指定文化財および江迎町指定文化財に指定)
山下家の酛(酒母)蔵
この建物は 酵母を発酵させる蔵で 元禄年間(約300年前)に建造された その構造に特徴があり
一階から二階を突き抜けた中央の通し柱と周囲の柱によって屋根を支え
まるで傘を広げたような形になっている
(長崎県指定文化財)
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