福岡県うきは市浮羽町大字新川字葛籠(つづら)  葛籠の棚田

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国土地理院 空中写真

新川・葛籠地区の北向き谷間斜面にある精巧に石で積まれた階段状の棚田は 約400年前の江戸時代初期に築かれたものである
面積7haの傾斜地に約300枚の棚田があり 丁寧に積み重ねられた石組みの多くは開墾時に掘出された石や
山から運ばれた自然石である 標高約370mから480mある中 集落は水の湧き出る上流部に 下流部の日当たりの良い地に
棚田を構築した 美しく見える棚田も生産性に乏しく農家には重労働を強いる しかし近年は環境保護の観点から棚田が見直され
今は「つづら棚田を守る会」を結成し 約40名の会員で耕作を続ける他 棚田オーナー制度も始まっている

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平成11年(1999)農水省の「日本棚田百選」に選ばれた