2014.10.29-30  霧島市と湧水町 湯治で散歩

霧島温泉湯之谷山荘で3泊のミニ湯治 夷守岳登山と牧園町から湧水町を散歩
img
img
市指定天然記念物 平成21年3月26日指定  所在地:霧島市牧園町持松690-2
この記念碑は 嘗て「日本一」といわれた江戸時代初期寛永年間に植えられた茶樹が 昭和12年に
国の天然記念物指定された記念として建立された 江戸時代初期に植樹されてから300余年たち 樹高約4.5m
南北9.6m 東西7.5mの巨木であったが 昭和20年頃の植え替えの際に害虫の被害を受け枯死してしまった
現在の大茶樹は初代大茶樹の枝を 明治16年(1883)に挿し木したもので 樹齢131年 樹周67cm
南北6.4m 東西6.1m 樹高4.1mとなり 県内では最古・最大の茶樹である 初代大茶樹から採れた煎茶は
“不老長寿のお茶”として珍重され 戦前まで一番茶は霧島神宮と鹿児島神宮に奉納されていたと言われる
現在 長らく途絶えていた大茶樹の茶摘みを 2000年から「大茶樹茶摘み祭り」として復活させている
大茶樹の周りに櫓を組み 絣の着物を身に付けた”茶娘”たちによって昔ながらの茶摘みの様子が再現されている
手摘みされた茶葉は釜炒り茶になり 昔のように霧島神宮と鹿児島神宮に奉納される
大茶樹を傷めないためにわずか500グラムほどしか作れない貴重な新茶である
一般的に茶樹は 茶を摘むため時々根本から切る更新が行われる また茶摘みをしやすくするため剪定がされ
樹高を低くする その他 消費者の嗜好の変化とともに品種改良が進められ 古木は伐採されてきたことから
古木及び高樹齢の大茶樹は少なく この大茶樹は規模・歴史ともに大変貴重なものである

牧園町宿窪田(しゅくくぼた)
宿窪田は明治22年(1889)桑原郡の6村(宿窪田・三体堂・万膳・上中津川・下中津川・持松)の合併により
牧園村となる 町制時代の牧園町を経て 平成17年(2005)国分市と姶良郡6町(溝辺・横川・牧園・霧島・
隼人・福山)が合併し 霧島市が発足するまで牧園の中心部であった
img
石造の農業倉庫 大正7年(1918)竣工 隣接して農協がある
img
img
img
現在は使われていないが 保存状態は良い
img
旧国道と栗山酒店
img
旧牧園郵便局 大正7年(1918)竣工
img
大正ロマンな庇の装飾
img
img
玄関庇ガラスに「牧園郵便局」が読み取れる
img
永田医院前の石畳道
img
img
廃業した永田医院は和洋折衷の大正ロマンを漂わせる建築物である

丸尾の滝
img
img
img
湧水町最西端の国見岳を源流とする天降川(あもりがわ)の支流・中津川の上流にある高さ23m 幅16mの滝
天降川とは新川渓谷の妙見温泉で合流する 滝の上流にある林田・硫黄谷温泉の温泉水を集めて落ちる
豪壮かつ華麗な湯の滝で夜にはライトアップされる 秋には紅葉が映え 冬には湯けむりが立ちのぼる

鹿児島県姶良郡湧水町木場 丸池湧水
img
img
img
丸池は湧水を堰き止めた灌漑用水池で  昭和60年(1985)霧島山麓丸池湧水として 名水百選に選定された
また近くには JR栗野駅の下を横断する2連の丸池湧水煉瓦暗渠があり近代化産業遺産に登録されている
学説では 霧島連山・栗野岳の標高600m付近に降った雨が浸透滞留して35年の年月を経て
1日5万9千トンの清水が湧出している 大正11年(1922)に国から払下げられ
昭和38年(1963)から 堤防を整備して町の上水道用池となっている

栗野駅
明治36年(1903)9月 鹿児島本線(現:肥薩線)の鹿児島−吉松駅間が開業され この栗野駅も開設開業した
大正10年(1921)9月には山野線(鹿児島本線水俣駅−栗野駅)が開通し 分岐乗換駅として重要な駅となった
昭和42年(1967)には 一日平均乗車人員1682人となり 周辺もその賑わいを見せていた
img
掲示板より 昭和41年1月6日の栗野駅構内

近代化産業遺産登録 丸池湧水煉瓦暗渠 明治36年(1903)竣工
img
一般社団法人九州地域づくり協会HPより転載
JR肥薩線栗野駅の下を横断する2連の煉瓦アーチ暗渠です。丸池湧水から流出する水量に応じた暗渠断面を、
軌道高さによる制約を受けながら確保するために、小型断面暗渠を2本並列させたものと推察されます。
湧水量に多少の季節変動はあっても、自然河川の水量のような急激な変動もなく、流木などの流下物もないことから、
必要最小限の断面を確保したようです。上流側のアーチの間には石製の小さな水切りが備えてあります。
当時の栗野駅の役割から敷地は広大で、その下に設置された暗渠は直線形で、長さは67.4mに及びます。
径間が小さい割に煉瓦4重巻で、アーチの存在感がそれなりにあり、壁石とのバランスも良いです。
創建から100年が経過していますが、損傷もなく当時の姿のままで現在でも機能しており、保存状態も良好です。

家庭ゴミの焼却塵灰を原料とするリサイクル煉瓦を使い 従来の工法で造られたアーチ橋
丸池さいらい橋
img
img

ゆうあい橋
img
img
<九州の旅・INDEX>  TOP