2011.10.06  えびの市大明司(ダイミョウジ)山内・えびの市文化センター

えびの市文化センター前庭の「田の神さあ」
「田の神さぁ」背後に「贈 昭和62年中秋吉日 石工 春田淺二 七二才 作」の銘
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<碑文> 田の神さあ
田の神さあは、稲の豊作を願って祭られた南九州独特の石像です。
昔から「たのかんさあ」と呼ばれて、人々に親しまれてきました。
18世紀初めから作られ、その数は、今残っているものだけで、1500体以上といわれています。
しゃもじとお椀を持っているのが農民型の特徴で、大きさは30〜40センチ、その表情はさまざまです。
田の神さあは、今でも、田や畑の近くに置かれ、収穫の秋には、村人たちによって顔にお化粧され
豊作感謝の宴が開かれます。
民俗学の上からも南九州の貴重な文化財となっています。
本県ではえびの市を中心に西・北諸県地方に広く設置され、祭られています。
この田の神さあは、食と緑の博覧会「みやざき`90」のために特別に製作された大型石像で、
世界の稲118種類に囲まれ会場の正面に設置・展示されたものです。
出展者 日本アイ・ビー・エム株式会社  制作者 えびの市 春田浅二氏(75歳)
平成3年吉日  食と緑の博覧会みやざき`90実行委員会
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