2022.11.16 大分紅葉散歩 大分県玖珠郡玖珠町 角埋山と末廣神社
角埋山々頂には 中世・鎌倉時代中期に築城された角牟礼(つのむれ)城址がある
玖珠郡衆の森朝通により築かれたと伝わり 戦国時代には堅固に補強され難攻不落の城として名を馳せ
天正14年(1586)の島津氏による豊後侵攻の際には 玖珠郡衆が籠城し島津軍の攻撃に耐え落城を免れた
文禄3年(1594)から慶長5年(1600)にかけては 日田の毛利高政が玖珠の拠点として
角牟礼城を整備し 中世山城から石垣や櫓門をもつ近世城郭に姿を変えたが
関ヶ原後の慶長6年(1601)来島長親が1万4千石で入封し無城格の森藩が立藩され角牟礼城は廃城となった
来島長親は 角埋山麓に陣屋を構え 伊予大三島の大山祇神社を勧請して三島神社を造営した
明治5年(1872)に妙見宮を合祀 神社名を末廣神社に改め 以降の主祭神は天御中主神・大山積神の二柱
角埋山頂には角牟礼神社があり 現在の祭神は源為朝とされている しかし祀られているの偶像は
右の足指が六本の不動明王である 不動明王は密教及び修験道の神仏であり 明治の神仏習合禁止令で
現祭神に変えられた 末廣神社から角牟礼神社まで参道があり 山頂近くにイロハモミジが植えられている
末廣神社のイロハモミジ
社殿裏のサザンカ
末廣神社の社殿とイロハモミジ
大岩扇山と小岩扇山
山頂直下のイロハモミジ
角牟礼城 三ノ丸
末廣神社のイロハモミジ
三島公園 14:23