2022.03.24-25 福岡県うきは市吉井町富永 法華原華庭園(身延のしだれ桜)

日蓮宗 鎮西身延山 本佛寺の熱心な信者であった田中将善(まさよし)氏が 生まれ育った自宅の庭から
法華経の大経石が出土したことを機に「お滝場」を建設 病に伏した四年の間修行に励み一命を取り留めた
後に御堂をも建立し「本佛寺別院 法華原道場」通称「法華原(ほっけばる)」として本佛寺に寄進した
昭和36年(1961)富士山西麓の日蓮宗総本山 身延山 久遠寺(くおんじ)に参拝し
山門前にそびえ立つ「大しだれ桜」に感銘を受け その種子を持ち帰り実生栽培した
昭和44年(1969)育成した「しだれ桜」を法華原に移植 以来50年間手入れを欠かさず世話を続けたが
平成25年(2013)12月18日 この桜が未来永劫人々に親しまれることを祈りつつ 89年の生涯を終えた
半世紀を経て見事に成長した「身延桜(みのぶざくら)」は 毎年可憐で可愛い花を全身にまとい
地域の人々のみならず多くの人の心を癒やしてくれる


3/24 夕刻の訪問 16:20-17:05

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 身延の枝垂れ桜は 白枝垂れ2本 紅枝垂れが1本ある
学術的狭義による「枝垂れ桜」は 野生種の「江戸彼岸桜」から生まれた栽培品種を指す
そのため紅色の枝垂れ桜が多く 「紅枝垂れ」や「八重紅枝垂れ」が有名である
 広義では 「雨情枝垂れ」「神山枝垂れ」「枝垂れ大山桜」「霧降桜」などがあるほか
山桜の変異体や大島桜由来の「枝垂れ山桜」なども存在し 中には希少な白色の枝垂れ桜もある
 枝が垂れるのは 突然変異によって植物ホルモンのジベレリンが不足して枝の上側の組織が
硬く形成できず枝の張りが重力に耐えられなくなっているからと考えられている また
枝垂れの性質は劣性遺伝のため 実生であっても枝垂れない正常個体が生まれる場合がある
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ソメイヨシノ
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ハクモクレン
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木蓮と白木蓮
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ソメイヨシノ
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17:05 退出

3/25 午前の訪問 09:50-10:25

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桜は美しいが 雑然とした環境が視角に入り残念である
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やはり朝日のほうが美しい
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水に浸した桜の切枝
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ソメイヨシノ
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