2015.11.10 大分県玖珠郡玖珠町帆足(くすまちほあし) 玖珠郡教育会館(旧玖珠税務署)

明治初年の玖珠郡には40ヶ村あり 知行は幕府西国郡代支配が33ヶ村 森藩領は僅か7ヶ村であった
それぞれが日田県と森県となり 明治4年(1871)に郡全域が大分県の管轄となった
明治8年(1875)には26ヶ村に統合され 明治11年(1878)に行政区画として玖珠郡が発足し郡役所を森村に設置した
明治22年(1889)の町村制施行により森・万年・北山田・八幡・飯田・東飯田・南山田の7ヶ村が行政区として発足した
明治26年(1893) 森村が町制施行して森町となる
明治29年(1896) 飯田村の大字野上と後野上の各一部及び東飯田村の大字右田が分立して野上村が発足した
大正12年(1923) 郡会廃止 大正15年(1926) 郡役所廃止
昭和2年(1927) 万年村が町制施行して玖珠町となった 昭和17年(1942) 大分県玖珠地方事務所が森町に置かれ玖珠郡全域を管轄
昭和26年(1951) 野上村が町制施行し野上町となる 昭和30年(1955) 野上町と飯田・東飯田・南山田の3村が合併し九重町が発足
同年  森町・玖珠町と北山田・八幡の2村が合併し新しい玖珠町が発足した 以降は郡内2町のまま現在に至る

森税務署は 大正13年(1924)に廃止されたが 昭和9年(1934)に復活し新庁舎が竣工 後に玖珠署と改称された
木造2階建てスレート瓦葺・半切妻屋根の洋風建築で外壁は下見板貼り 縦に並ぶ上げ下げ窓は 建築当時流行した様式である
屋根や上下の窓の間に装飾が見られる 正面右側にあった外階段は 撤去されたが建物本体は原型を良く留めている

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