2011.02.04 兵庫県西宮市・兵庫県尼崎市  武庫大橋(むこおおはし)

土木学会選奨土木遺産に認定される美しいRC造の開腹アーチ橋 石造橋脚 橋長205.86m 大正15年(1926)架橋
設計及び施工監理は増田 淳  当時としては 最大級(6連)のRC造アーチ橋であった 
中央部に石造の装飾的バルコニーがあり 大正モダンな橋灯や北木石で造られた高欄などが特徴的である

明治9年(1876)に 京都から大阪を経由せず 伊丹を通る山陽街道を太政官達第60号により一等国道と指定した
明治18年(1885)に内務省告示第6号「國道表」により東京-神戸港の国道3号 東京-長崎港の国道4号に指定されたが
いずれも大阪を迂回する経路が採用された 大阪-西宮間は西国街道を大阪と広島鎮台を結ぶ26号線として整備した
大正時代まで大阪-神戸間の交通はこの西国街道に頼ってきたが 車のすれ違いもままならない狭い道であったことから
第一阪神国道が整備され武庫大橋竣工翌年の昭和2年(1927)に開通した 昭和27年(1952)12月に
新道路法に基づく「路線指定」で 大阪府大阪市-福岡県門司市間の「一級国道2号」として指定された

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補修工事中 全景
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バルコニー
西宮市大橋西詰交差点
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