2009.11.21 大分県中津市-福岡県吉富町 山国橋(やまくにばし)

旧・旧国道10号線 現・県道108号中津吉富線の山国川に架かる橋 RC桁カンティレバー・煉瓦橋脚
恐らく最も美しい煉瓦橋脚をもつ道路橋で 明治37年(1904)竣工の上路木造トラス時代の煉瓦橋脚を拡幅再利用した
大分県側の橋脚には特徴的な「半円アーチ開口部」がない 同じ橋でも県によって施行が異なっている
橋長:214.4m 昭和9年(1934)拡張架替

明治8年(1875)宮崎市を境に北を大分街道 南を鹿児島街道として一等道路に指定
明治9年(1876)6月 道路の等級が廃止され国道・県道・里道を定め 大分・鹿児島の両街道は統合され一等県道となった
明治18年(1885)内務省「國道表」により 東京より大分県に達する国道35号 東京より宮崎県に達する国道36号(35号経由)
東京より鹿児島県に達する国道38号(35・36号経由)と再び分割指定された
大正9年(1920)道路法が施行され 35号・36号・38号が統合され 東京市より鹿児島県庁所在地に達する国道3号となった
昭和27年(1952)12月 新道路法に基づく路線指定で一級国道10号(福岡県門司市-鹿児島県鹿児島市)に指定
昭和36年(1961)山国大橋竣工・国道移転 平成8年(1996)新山国大橋及び中津バイパス開通

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大分県側の煉瓦橋脚 右側 色の違う部分が昭和の拡張部
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福岡県側の煉瓦橋脚は2ヶ所づつ石造アーチ半円開口あり
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大分県道108号中津吉富線(旧国道)
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