2008.08.31 高知県室戸市室戸岬町6939 室戸岬灯台(むろとざきとうだい)

室戸阿南海岸国定公園に指定される室戸岬の 標高約140mの高台に建つ 初点灯は 明治32年(1899)4月1日
鉄製灯台で白一色に塗装され現在も原形を保っている 当初の光源は石油ランプ 大正6年(1917)に電化
日本に5ヶ所しかない直径2.6メートルの第一等フレネル式レンズを備えた第1等灯台 光達距離26.5海里(約49km)は日本一
実効光度:160万カンデラ 地上塔高:15.4 m 灯火標高:154.7m 海上保安庁Aランクの保存灯台に指定される
太平洋戦争末期の昭和20年(1945)3月 沖合80kmに接近した米軍空母の艦載機による機銃掃射を受けレンズが破損
4ヶ所の弾痕が今も刻み込まれている 沖合に黒潮の流れる風光明媚な室戸岬は 台風銀座と呼ばれる気象の厳しい所でもある
昭和9年(1934)9月21日の台風および昭和36年(1961)の台風18号は 室戸岬付近に上陸し甚大な被害を及ぼし
それぞれ室戸台風・第二室戸台風とその名を残す 室戸台風は上陸時の気圧が 911.6 hPaで 上陸時の値としては最低を記録する
当時では風速も測定不可能で瞬間最大風速は推定で60m以上とされ灯台のレンズが破損した
第二室戸台風では 室戸岬測候所の風速計が破壊され 最大瞬間風速は「84.5m/s以上」と記録されるにとどまる

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室戸岬灯台 全景
西国八十八ヶ所 第24番札所 最御崎寺
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室戸スカイラインから見る室戸市中心部
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