2009.08.28 和歌山市和歌浦中 不老橋

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和歌山市指定建造物 平成7年5月10日指定
 不老橋は片男波松原(かたおなみまつばら)にあった東照宮御旅所の移築に際して 紀州徳川家十代藩主であった
徳川治宝(はるとみ)<橋が架けられた当時は十三代藩主徳川慶福(よしとみ)の治世中>の命により
嘉永三(1850)年に着工し 翌四(1851)年に完成したアーチ型の石橋である この橋は 徳川家康を祀る
東照宮の祭礼である和歌祭の時に 徳川家や東照宮関係の人々が御旅所に向かうために通行した「お成り道」に
架けられたものである 橋台のアーチ部分については 肥後熊本の石工集団の施工であり
勾欄部分については湯浅の石工 石屋忠兵衛の製作と推定されている 勾欄部分には 雲を文様化した
レリーフがみられる 江戸時代のアーチ型石橋は 九州地方以外では大変珍しく 特に勾欄部分の彫刻が優れている
平成9年11月 和歌山市教育委員会
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対岸和歌浦南から塩竃神社鳥居を見る
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海側から
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