2013.12.09 岡山県玉野市槌ヶ原(つちがはら)  八浜の石橋

<地図>
左岸:玉野市用吉(もちよし)
岡山県重要文化財近代 岡山城下から八浜に至る「八浜街道」に架かる石橋
掲示板:岡山県指定重要文化財 平成20年3月7日指定
秀天橋(しゅうてんばし)または「秀天の石橋」
鴨川にかかるこの石橋は、長さ約36m、幅約3m、石の厚さ60pの花商岩製である。橋脚は1ヵ所3本ず
つで8ヵ所あり、その橋脚と橋脚の間に長さ272cm、幅67cm、厚さ60cmの石を横たえて橋としている。
橋脚の下はくつ石とし、上手は半円形に巻石がしてある。また、橋の下手に2本の穴のあいた柱石を
橋より50cm低く建てているのは、秀天港の船着き場としての遺構ではないかと考えられている。
当時は欄干はなく、現在の欄干は、昭和56年に設置されたものである。
 この橋は1710年頃の記録には土橋とあるが、その後、横田の大庄屋大塚権兵衛が長崎新田干拓者である
父与兵衛の墓を造る時、同じ石で石橋にしたものであろう。 架橋の時期は不明であるが、
江戸時代中期のものといわれている。当時、岡山藩での一番長い石橋として有名であった。
平成20年5月31日 玉野市教育委員会
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船着き場の遺構とされる石柱
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右岸側の埋没した橋脚
道標「左」下津井・「右」の地名は不明
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