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この眼鏡橋は 馬場楠井手に架かる単一アーチ石造橋であり 昭和初期まで重要な生活道でした
この橋の特徴は 輪石の接する部分に すべて石楔が使用され さらに二重輪石を有する
県内でも極めて貴重な石橋の―つです この橋も交通事情の変遷によって 東側1m が拡幅工事されており
拡幅部の 輪石は漆喰仕上げになっています
この石楔の工法を用いられている眼鏡橋には 植木町豊岡にある豊岡橋 (1802年)
御船町木蔵にある門前川橋 (1808年) があります それぞれ架橋は 肥後の石工集団のリ−ダーである
仁平の弟子達の手によるものと言われ 同型の井口眼鏡橋も同集団の手によるものと推定されます
形状 橋長 10.75m 高さ 2.65m 橋幅 3.0m
架橋年月日 石工等不詳
菊陽町指定文化財 昭和55年2月26日指定
平成21年3月 菊陽町教育委員会
2009.10.18 熊本県菊陽町字辛川(からかわ)字井口 井口眼鏡橋
新橋の上から 今日は鼻ぐり井手の探検イベントで水は止められています
右岸から県道側
左拡幅部と右既設部 輪石が露出
<上>上流 拡幅側 輪石は漆喰補強
<左>左の既設部と右の拡幅側
<左下・右下>輪石の石楔と二重輪石
<左>左の既設部と右の拡幅側
<左下・右下>輪石の石楔と二重輪石
下流側 既設部