2010.05.31 2017.08.31再訪 一畑電車・出雲大社前駅

所在地:島根県出雲市大社町杵築南1346-9

昭和5年(1930)2月2日 大社神門駅として開業 昭和45年(1970)10月1日 出雲大社前駅に改称
平成8年(1996)国の登録有形文化財に登録 平成21年(2009)2月6日 近代化産業遺産に認定
鉄筋コンクリート造 直交するマンサード風屋が特徴で かつては駅舎の中央上部に塔があったが撤去された
アール・デコを思わせるモダンな西洋建築の駅舎には ステンドグラス風の窓がはめこまれている
img
国土地理院空中写真
1.一畑電車・出雲大社前駅 2.国鉄大社線・大社駅 3.宇迦橋大鳥居 4.勢溜の大鳥居 5.出雲大社本殿
2010年5月31日 撮影
img
img
神門通りリニューアル前の大社前駅
2017年8月31日 始発前の早朝に再訪
img
前回の訪問後 平成24年(2012)9月に 出雲大社大遷宮及び「神話博しまね」開催に伴う
神門通りのリニューアルに合わせ 島根県及び出雲市との合同整備事業として駅舎を改装した
外壁塗装・ステンドグラス・窓・照明などを入れ替え 臨時改札口を移設し
駅舎内に「カフェ・レストラン LAUT(ラウ)」大社神門通り店を開店した
また 駅構内に「一畑電気鉄道デハニ50形電車」の展示スペースを設け
駅舎南側の隣接地に多目的オープンスペース「縁結びスクエア」と公衆トイレが整備された
平成26年(2014)駅改札や売店など 構内の内装木質化を行い 合わせて島根県木材PRコーナーを設置
img
電線も埋設されてスッキリ
img
img
img
ドーム形天井
img
出札口と改札口
img
img
せっかくの美しい出札口 ポスターは貼らないほうが良い
img
img
imgimg
旧改札口
近代化産業遺産・登録有形文化財
img
駅構内に常設展示されている「デハニ52号車」が停められ一般に公開展示されている
映画「RAILWAYS]を通じ脚光を浴びた 日本車両製・「デハニ50形」で
製造当時の姿そのまま現存する電車としては日本最古である 昭和3年(1928)に「デハニ51・52号」が
昭和4年には「デハニ53・54号」が一畑電車のオリジナル車両としてデビューした
外装鋼板・内装木造の車体・鎧戸の日除け・手動扉等 昭和初期の鉄道車両の特徴を現代まで多く残した
存在価値のある車両である デハニ51号は昭和26年(1951)デハ20形21に改番後 平成6年(1994)廃車
デハニ54号は昭和42年(1967)デハ10形11(2代目)に改番後 昭和61年(1986)廃車
デハニ53号車は 雲州平田駅構内で体験運転用の車両として第2の人生を送っている
記号の<デ>電動車  <ハ>普通車 (イ:1等 ロ:2等 ハ:3等客車) <ニ>荷物室
imgimg
移設された臨時改札口
86年ぶりとなるオリジナル新造車両の7000系
img
早朝の駅前神門通り
TOP