「キャベツ畑のひまわり祭り」
作付面積80ha・本数1100万本の 日本最大のひまわり畑で催される「ひまわり祭り」
面積は「東京ディズニーランド」の約1.7倍に相当し 炎天下の下で歩けるかどうか心配するほどの広さである
このとてつもない広さのひまわり畑出現の由来は2010年まで遡る 同年4月に宮崎県において家畜伝染病の口蹄疫が発生し
高鍋町でも猛威をふるった 伝染予防のため家畜の全てを殺処分する処置が取られ 宮崎県の農産業は大きな痛手を被った
この染が岡地区はキャベツの一大産地で畑には家畜の堆肥が使われていたが 堆肥の移動制限により入手不可能となった
しかし 2006年頃から一部の農家が景観保全と緑肥のために 収穫後にヒマワリを栽培していたことから
農業後継者らが中心となり 農家を襲った未曾有の大惨事により疲弊した農業に元気を取り戻そうと
同年夏に県道沿い38haの畑に約500万本のヒマワリを植栽した
そして「咲き誇るヒマワリを見に来てほしい 笑顔になって欲しい」と 町内外に呼びかけたのが始まりである
ヒマワリには土壌中の菌根菌を増やす力があり その後に植える作物にリン酸吸収を促進させる働きがある
また キャベツを連作すると病気になりやすいといわれ 間にヒマワリを植えて連作を避ける効果もあった
2013年には 約30戸の農家が参加し 75haに約1000万本を植えるまでに拡がりを見せ
翌2014年からは 80haのキャベツ畑に 1100万本のヒマワリを植えるまでに成長拡大した