2022.11.06 山口県山口市阿東徳佐下 十種ヶ峰(とくさがみね) 標高 989.2m

頂上から360度の展望を楽しむことができる独立峰 そのため標高差609mを5.3kmで踏破する急坂の連続である
自宅出発 6:10 小倉南IC-<九州道・中国道・山口宇部道路>-山口-徳佐-神角八幡宮 10:20

 YAMAPで一番人気のヤマシャクルートを選んだが コンクリート舗装の滑りそうな急傾斜道を歩き
その後は 延々と涸れ沢沿いまたは沢道を登るコースで 谷からの展望は無く苦難苦行の連続であった
山頂からは急登ルートで下ったが 背丈程のチマキ笹に阻まれ尚且つ滑りやすい
そのため山腹を巻くヤマシャク下り道を選ぶべきと後悔した
山頂の景色は抜群なのだが 神角からの登山ルートが悪い また東側の福谷からのコースも荒れているらしい
結局 スキー場のある嘉年側から登るのがベターだが やはりスキー場入り口から八合目まで展望に欠く
結局八合目の駐車場に車を止めて 山頂まで僅か800mの登山が一番となるが 物足りないということになる

ヤマシャクを見るためだけに登る場合も 登りが一方通行となっているため 山頂に登り下ってくる必要がある
注意書きに「途中にありますロープは身の安全を保障するものではありませんので、安全の確保はご自身で
お願いいたします。」と書かれ あくまで中級以上のルートとしており 滑落事故も起きている
気軽に「お花畑」見学の出来るハイキングコースでは無い 筋肉痛の回復も2日を要する体力度2~3の山であった

img
1.神角駐車場 2.山シャク自生地 3.山頂 4.山シャク下山道 5.直登ルート 6.分岐 7.八合目駐車場
img
標高グラフ 登り平均斜度 26.5% 約15度
imgimg
10:26 神角(こうづの)八幡宮駐車場 
ヤマシャク登山案内板と十種ヶ峰
img
オレンジ色のヤマシャクルートで上って ブルー色の神角ルートで下る 簡単そうに見える案内板
img
神角の枝垂れ桜
img
防獣柵左側に「ヤマシャク」の案内板に比べ 控えめな大きさの注意書き その内容は
「この登山道は沢登りを含む中級者向けのルートとなっております。 事故も発生しておりますので、
充分に注意してお登りください。 また、途中にありますロープは身の安全を保証するものでは
ありませんので、安全の確保はご自身でお願い致します。」と書かれている
imgimg
生木(いきき)のお地蔵様
この椿の根元は二本に別れていた。その間に仏像(40センチ位の石像)が置かれていたが木が大きくなるにつれて
仏像を包み込んだ。 よってこの椿の木を「生木地蔵」と呼んでいる。
家内安全・交通安全・無病息災を願い多くの人が信仰している。

舗装・未舗装の林道が交互に続く

imgimg imgimg
砂防ダム横の転回場から右へ
山道と思ったらコンクリートの舗装道
imgimg
滑りやすい舗装道 落葉の上を歩く
砂防ダム やはり展望は無い
imgimg
11:10 林道終点 ヤブコキ
涸れ沢に下りる
img
沢登りの谷底ルート 雨の日は困難
imgimg
ロープに保障は無いと言われても ……
短い梯子を登って
img img
11:36 涸れ沢と分かれて右の谷に取り付く
img imgimg
ヤマシャク自生地
ヤマシャクヤク

ヤマシャクヤク 学名:Paeonia japonica
分布域は日本の北海道・本州・四国・九州と朝鮮半島
ブナなどの夏緑樹林下に生育するボタン科の多年草で地下茎があります。 土壌が不安定で、
ササなどが茂りにくい砂礫の斜面などに群生し、西日本では石灰岩や古生層の場所に多く見られます。
二回三出複葉で草丈は40cm程、4月末頃、茎頂に直径約5cm、5~7枚の白い花弁の美しい花を1輪つけますが、
花は完全に開くと一日で散ってしまいます。 秋に袋果が裂けると赤色の偽果と紺色の種子が現れ、
そのコントラストが美しいです。 なお、花が淡紅色のベニバナヤマシャクヤクは別種です。

img
ヤマシャクの自生地を過ぎても なかなか稜線に到達できない 何故か「いい加減にしろ」と怒りが沸いてくる
imgimg
12:06 クタクタの状態で稜線に辿り着く
まだまだウンザリするほど登路が続く
img
滑落しそうな痩せ尾根から頂上を見る
img
12:15 山頂 南南西側の展望 神角八幡宮と神角集落
img
北北東 直線距離約30kmの益田市街遠望
img
西側の萩方向展望 約40km離れた相島 手前に大島 左手に青海島
img
徳佐市街地 国道9号線とJR山口線
img
津和野町 青野山 標高907.5m 双眼鏡で三瓶山と大山も確認できる
img
標高988.6mの十種ヶ峰山頂 下山開始 13:07
imgimg
誘われるように直登ルートへ
が!… 滑って転んだ
imgimg
背丈程のチマキ笹
笹に開放され束の間の平坦路
img
山頂部を振り返る
imgimg
熊野権現社
読みが解りました「こうづの」
imgimg
13:27 八合目駐車場への分岐
長い下り道の始まり
img
樹間に山頂
img
紅葉の見納め 後は展望のない植林帯をひたすら下る
imgimg
道標に距離も時間も表示しないのが決まり?
杉の植林帯も傾斜はきつい
imgimg
植林地から砂防ダムの下に出る
出入口に道標なし
imgimg
コガネタケ? 毒キノコ
押せば開く防獣柵
imgimg
県道に出ないで近道に進む
もう一度近道に
img img
右上に山頂
img
枝垂れ桜と山頂 駐車場到着 14:25 予定より遅れ速攻で帰る 自宅到着 18:20
 TOP