2022.02.25 福岡県築上郡上毛町大字東上 大平山(おおひらやま) 標高 597.2 m
大平山は単独峰ではない 西から標高600m前後のピークが県境に沿って5つ連なり 山体は東西に長い
最高峰は標高611mの西端ピークだが 山頂標識は三角点のある東端五番目の標高597.2mのピークにある
山頂から東へ少し下った所に展望台があるらしいが 情報では樹木の繁殖により展望は見込めないとされる
展望台から「ふれあいの森」を周遊するコースも有るが 今回は山頂からピストンで岩屋峠に戻る
途中「ふれあいの森」にあるお菊の墓に立ち寄る 森の中には案内標識は見当たらず周遊コースは不明
数台のジムニーらしき車が放置されているのが登山道から垣間見える 近くにあるオフロードコースの
「遊パーク」関連の車かと思われるが確たる証拠はない これは万年山近くでも散見される光景でもある
県道の峠から大平山までの登山道はアップダウンが続くコースで 地図上で都合10ヶ所のピークを数える
福岡・大分県境の防火帯を通り全て九州自然歩道に含まれる よって道幅は広くGoogle Mapの写真では
快適な尾根道に見えるが 歩けば結構な運動量となり体力を要するうえ 展望は少なく景観も単調である
昭和30年(1955)唐原(とうばる)及び友枝の両村が合併した 大平山に因んで
大平村(たいへいむら)と命名されたが 平成17年(2005)新吉富村と合併して上毛町となり消滅した
しかし 下唐原の「湯の迫温泉 大平楽(たいへいらく)」などに山に因んだ村名が引き継がれている

1. 岩屋峠 2. 標高662.3mのコース中無名最高峰 3. 大平山々頂 4. お菊の墓

標高グラフ

10:20 福岡大分県道111号東上戸原線 岩屋峠(標高509m)


福岡県側の路肩に駐車
西側 冠岳・雁股山・英彦山方向

九州自然歩道 Kyushu Nature Trail
福岡県内コースは、北九州市の皿倉山からカルスト台地で知られる平尾台を通り、南下して英彦山に
至ります。英彦山からコースは東西に分かれ、東はツクシシャクナゲの群生地である犬ヶ岳などを通り
大平山を経て大分県へ続いています。西は民陶の里、小石原やツゲの原生林がある古処山、
1,300年の悠久の歴史を秘めた大宰府などを通り、基山を経て佐賀県へ通じる総延長261kmの道です。
県道を福岡側に下ると上毛町大字東上の岩屋地区に「岩屋の滝」がある
滝には竜神が祀られ 旱魃の時には蛇淵参りと呼ばれる雨乞い神事が執り行われていたと伝わる
福岡県内コースは、北九州市の皿倉山からカルスト台地で知られる平尾台を通り、南下して英彦山に
至ります。英彦山からコースは東西に分かれ、東はツクシシャクナゲの群生地である犬ヶ岳などを通り
大平山を経て大分県へ続いています。西は民陶の里、小石原やツゲの原生林がある古処山、
1,300年の悠久の歴史を秘めた大宰府などを通り、基山を経て佐賀県へ通じる総延長261kmの道です。
県道を福岡側に下ると上毛町大字東上の岩屋地区に「岩屋の滝」がある
滝には竜神が祀られ 旱魃の時には蛇淵参りと呼ばれる雨乞い神事が執り行われていたと伝わる


大平山登山口
峠の標識

標高599mの第1ピークまで90mの上り


標識 平成十年度保安林整備(改良)
福岡側人工林 大分側は自然林

平坦地を振り返り


まだまだ第1ピークへの上り
ケルン? 積み方は技もの


県道から600m地点
第1ピークに到達

10:37 標高599m 第1ピーク通過

第1ピーク 尾根筋の平坦部


見える頂きは 標高622.3mの第3ピーク
標高591mの第2ピーク


振り返り 第2の下りと第3ピーク上り
10:47 県道から1100m地点

第3ピーク上り 標高差38m


県道から1300m 無名峰第3ピーク
10:57 四等三角点 標高 662.44m 点名:県界

登山道は北向きに 樹間から豊前中津平野を遠望する


11:04 県道から1600m
残雪

標高635mの第4ピークで登山道は東向きになる このあと634mの第5ピークを過ぎ 標高551mまで下り
ようやく大平山に取り付く 大平山々頂へは 611m・608m・597m・605mのピークをたどる
緩やかなアップダウンを経て 山頂標識と三角点のある標高597.2mの10番目ピークにたどり着く
ようやく大平山に取り付く 大平山々頂へは 611m・608m・597m・605mのピークをたどる
緩やかなアップダウンを経て 山頂標識と三角点のある標高597.2mの10番目ピークにたどり着く


標高634mの第5ピーク
11:12 県道から2100m


標高551mまで下る 標高差83m
11:19 県道から2300m

6番目ピークとなる大平山最西端の標高611mのピークまで高低差60mの坂を登る


県道から2600m 第6ピーク 標高611m
大平山は その名の通りほぼ平坦

山頂南側は高原状となって広葉樹林が広がる 大半が大分県営「大平山ふれあいの森」となっている


大平山ふれあいの森分岐 県道から3000m
営林署・九州電力発電所のマナー啓発看板

11:38 三角点のある山頂まで300m


山頂まで300mの標識
三等三角点 標高 597.36m 点名:大平山

11:45 山頂標識と三角点のある標高597.2mの10番目ピーク


12:08 折返し下山開始
「福岡懸有林」表示の石柱

東西に長い大平山の緩やかなアップダウン 復路・標高605mへの登り返し

大平山ふれあいの森


12:23 「大平山ふれあいの森」にある「お菊の墓」
お菊は 安芸毛利氏に仕える剣術家吉岡一味斎の娘で美貌であったと伝わる 同毛利配下の京極内匠が
お菊を娶らんと縁組みを申し出たが 一味斎がことわったため京極内匠と春木藤蔵に闇討ちされた
お菊は 毛谷村六助の妻であった姉のお園のもとへ逃れる途中この地で病死した
天正15年(1587)一味斎の妻子が毛谷村六助の助太刀を得 豊前小倉で仇討ちをはたした
お菊は 安芸毛利氏に仕える剣術家吉岡一味斎の娘で美貌であったと伝わる 同毛利配下の京極内匠が
お菊を娶らんと縁組みを申し出たが 一味斎がことわったため京極内匠と春木藤蔵に闇討ちされた
お菊は 毛谷村六助の妻であった姉のお園のもとへ逃れる途中この地で病死した
天正15年(1587)一味斎の妻子が毛谷村六助の助太刀を得 豊前小倉で仇討ちをはたした


6番目のピークへ戻り道
福岡県による国定公園等整備事業

見える山は標高634mの5番目ピーク


急坂 第5ピーク上り
13:00 634m頂上 コーヒータイム

中津市のシンボル 八面山


サルノコシカケ
13:20 標高662.3m 無名の第3ピーク

標高差38mの急坂の向こうに英彦山遠望

13:50 県道の岩屋峠に到着