2016.05.05 大分県別府市鶴見 大平山(扇山)(おおひらやま) 標高 810.0m

大平山は 別府市内から見ると 山頂から山腹に広がる草原が扇を逆さに広げたように見えることから
別名として扇山(おうぎやま)とも呼ばれる 日本山岳会東九州支部が選定した大分百山のひとつである
毎年4月第一周末の夜「別府八湯温泉まつり」に合わせて野焼きが行われ 別府の「春の風物詩」となっている
扇山の東斜面や近隣の十文字原などはもともと牧草地で 以前より野焼きが行われていたが
昭和51年より鉄輪温泉神社の神事として扇山火まつりがとり行われるようになった
この別府の夕空を焦がす幻想的な野焼きは 別府八湯温泉まつりのハイライトにもなっており
冬の間 扇山で休んでいる温泉の神々に春を告げる意味があるとされている
2016年4月16日に始まった一連の地震活動により 由布岳・鶴見岳の登山道が閉鎖される状況の中
大平山から石楠花尾根を通り内山を目指すが 登山道の崩落を目視してあえなく敗退する
登山開始 07:45 山頂 09:00 内山石楠花尾根 10:15(引き返し) 下山 12:30

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1.別府IC入口交差点 2.自衛隊南口 3.駐車スペース 4.砂防ダム堰堤
5.登山道分岐 6.大平山々頂 7.明礬温泉分岐 8.内山登山道地震崩壊箇所
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標高グラフ
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2012.12.11 上人ヶ浜から見る大平山(扇山)背後に鶴見岳と内山
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7:45 自衛隊・防衛省用地内の登山口
作業林道
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境川上部の砂防ダム堰堤から右へ
別府一周遊歩道ルート
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8:05 大平山山頂への標識
大平山山頂への標識
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防衛省用地の草地に出る
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別府市有地と防衛省用地の境が登山道
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別府市有地標識
旧帝国陸軍所轄標識
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自衛隊駐屯地(手前)と別府湾
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高崎山と大分市内遠望
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9:00 大平山山頂
山焼の焚き火跡
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明礬温泉と十文字ヶ原
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9:10 内山を目指す
明礬温泉分岐
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痩せてはいるが快適な尾根道
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内山の新緑も綺麗だ
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別府市有林の標識
なおも痩せ尾根を進むが
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地震で岩が動き登山道の至る所に亀裂が走る 大岩から表土が剥がれ道を失う状態となり
この先も同様以上の状態を想定し また余震も続くため石楠花尾根を目前にして引き返す
その後 この登山道は通行禁止となっている
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登山道がひどく傷つけられて落胆したが 枯渇し朽ち果てた幹から新しい芽が出ている姿に
何時か自然が回復していく予感を強く感じた
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