1.ソババッケ 2.風穴 3.天狗岩(1554.8m) 4.高塚山(1587.8m) 5.男池分岐 6.男池湧水
A.みいくぼ B.荒神森(1532m) C.上台(1507.5m)
D.明神森(1390m) E.北高塚(1493.5m) F.前岳(1334.1m) G.下台(1308m)
2011.10.26 大分県竹田市久住町大字有氏 黒岳・高塚山(くろたけ・たかつかやま) 標高 1587m
くじゅう連山の東端にある複式火山 頂上部に「みいくぼ」と呼ばれる直径1kmほどの爆裂火口跡があり
火口壁には最高峰の高塚山から反時計回りに 天狗岩・荒神森・上台・明神森・北高塚の6つの火山丘がある
この火山丘は それぞれが独立した溶岩ドームであり 合わせて黒岳火山となる
黒岳火山の北東に位置する前岳と下台は 黒岳火山の寄生火山とされ学術上ではタカノス火山と呼ばれている
この黒岳火山・タカノス火山の集合体は 草原の山が多く明るい「くじゅう山群」の中では異質な存在であり
深い自然林を纏う姿が 遠くから見ると黒く見えることから 黒岳の名が付いたと言われている
地質的にも他山に比べ新しく 風化が進んでいないため 山体内部には岩石による空洞が目立ち風穴も存在する
故に雨水なども地中に吸収されやすく 山麓には男池湧水や白水鉱泉などが見られる
遠く霧島の山も見える 雲一つない快晴の秋日和
登山開始8:30 天狗岩11:55 高塚山13:00 下山16:00 歩行時間約6.5時間 山中滞留7.5時間
標高グラフ
男池駐車場から見る 黒岳
8:30 男池園地入り口
橋を渡って直進が登山道
男池原生林を行く
かくし水
頭上の紅葉
窪地のソババッケに下りる
9:35 ソババッケの大戸越分岐
窪地広場のソババッケ
小さな苔の花
セリグチ谷の紅葉
10:50 風穴広場
カエデ
大船山風穴
風穴からは急坂が続く
大船山風穴
この風穴は、岳麓寺の住人で養蚕種の製造等を手掛けていた木下羊三氏が、天然の氷穴を探そうと
11年ものあいだ「くじゅう連山」をくまなく歩き続け、明治37年(1904)7月27日に発見したものである。
当時は人造氷のない時代のため、大量の蚕種の保存が可能であり、天然の冷蔵庫ともいえるこの風穴で蚕種を貯蔵、
白然孵化を抑制しながら時期を問わず飼育する目的で利用されたものであり、大正三年に当時では珍しい
「株式会社大船山風穴」として創立され日本の隆盛に貢献したものである。全九州はもとより、四国、中国地方より
貯蔵依頼があったといわれ、その数は十万枚以上であったといわれている。
大正末期、化学製氷が開発され始めると同時に衰退し現在に至っている。
この中はふたつの部屋からなっており、梅雨〜初秋の間を除けば氷や氷柱を見ることができる。
記:竹田市
この風穴は、岳麓寺の住人で養蚕種の製造等を手掛けていた木下羊三氏が、天然の氷穴を探そうと
11年ものあいだ「くじゅう連山」をくまなく歩き続け、明治37年(1904)7月27日に発見したものである。
当時は人造氷のない時代のため、大量の蚕種の保存が可能であり、天然の冷蔵庫ともいえるこの風穴で蚕種を貯蔵、
白然孵化を抑制しながら時期を問わず飼育する目的で利用されたものであり、大正三年に当時では珍しい
「株式会社大船山風穴」として創立され日本の隆盛に貢献したものである。全九州はもとより、四国、中国地方より
貯蔵依頼があったといわれ、その数は十万枚以上であったといわれている。
大正末期、化学製氷が開発され始めると同時に衰退し現在に至っている。
この中はふたつの部屋からなっており、梅雨〜初秋の間を除けば氷や氷柱を見ることができる。
記:竹田市
11:30 落ち葉で埋め尽くされた高塚へのショートカットと天狗別れへの分岐点広場 天狗岩を目指す
11:55 岩石が積み重なる 天狗岩
テッペンに立つのも一苦労
黒岳・高塚
祖母山・阿蘇根子岳 手前は大船山の米窪
大船山の米窪
足元の岩は隙間だらけ 落とし物は帰ってこない 足を滑らせるとケガ
足元の岩は隙間だらけ 落とし物は帰ってこない 足を滑らせるとケガ
大船山と平治岳 中に三俣山
双峰の由布岳と鶴見岳
12:10 岩場を慎重に下る
天狗分れで昼食
13:00 高塚山々頂も狭い
天狗岩と大船山
天狗岩と祖母・傾山系
桑原山(左奥)・傾山・大崩山(奥)・笠松山・本谷山・障子岩(手前)・大障子岩(手前)・古祖母山・祖母山
黒岳・明神森ピークとセリグチ谷の紅葉
黒岳・高塚とセリグチ谷の紅葉
14:40 セリグチ谷の紅葉
15:05 ソババッケ
男池園地の自然森
男池園地のシンボル ケヤキの大樹
根本で岩を抱くケヤキ
15:55 男池湧水