2009.10.27　鹿児島県霧島市牧園町高千穂　霧島連山・大浪池（おおなみのいけ）

えびの高原の南方にある大浪池は　標高1300m程度の火口縁に囲まれた火口湖で鹿児島県にある
霧島山の火山活動により　約4万年前に形成された火口跡に水がたまり形成された　水深は11.6mあるが
透明度が高いため池底まで見通すことができる　水質は強い酸性で湖面は深い青緑色に見える
池から流出する川はないが　季節を通じ湖面の高さに変化はない　周囲約2.0km　水面の直径約650m
水面標高は1239mあり　火口縁最高地点の標高は1412mとなる　古より神龍が住むという伝説がある

大浪池にまつわる昔話 昔々、霧島山の麓に子宝に恵まれない庄屋がありました。山の神様に願をかけ、やがてかわいい女の子を
さづがりました。幸せな歳月が流れて、女の子は美しい娘に育ちました。が、縁談があっても首を横に振り、
たださびしく泣くばかりです。ある夜娘のお浪は、山の湖に登りたいと父親に頼みます。
２人が月明の湖畔にたたずむと、突然お浪は父の手を振り切って湖に身を投げ、水底深＜沈んでゆきました。
お浪はこの池に住む龍王の化身だったのです。　それから、この湖を「お浪の池」と呼ぶようになりました。

ホテル出発10:45　　大浪登山口分岐12:40　　ホテル到着15:20