2009.10.15 福岡県朝倉市江川 古処山(こしょさん) 標高 859.5m

かつて古処山頂には 鎌倉時代の建仁3年(1203)に原田種雄が築いた山城があった
城の曲輪跡は 山頂から西へ伸びた西尾根と 南へ伸びる経ヶ峰と呼ばれる尾根の下段の2ヶ所に点在している
戦国時代の弘治3年(1557)大友氏の攻撃に陥落し 城主秋月文種は自害した
その数年後 毛利氏のもとに落ち延びていた次男の秋月種実が城を取り戻し 12郡36万石を治め最盛期を迎えた
しかし 天正15年(1587)豊臣秀吉の九州征伐に敗れ 秋月氏は日向国高鍋3万石に移封され廃城となった
江戸時代初期の元和9年(1623)筑前の黒田氏が支藩として秋月5万石を所領し 山麓の秋月に陣屋を築いた


旧秋月キャンプ場から沢伝いに登り 古処・馬見縦走路から屏山(へいざん)へ
縦走路を古処山へと折り返して 旧八丁越えを辿り秋月の「だんご庵」へと戻る予定
登山開始10:10  古処山頂13:20  下山15:55

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1.秋月キャンプ場跡 2.林道終点広場 3.水舟 4.電波反射塔 5.ツゲ原生林
6.縦走路出会 7.古処山頂 8.馬攻めの広場 9.だんご庵
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標高グラフ
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旧キャンプ場の登山者用駐車場
九州自然歩道の林道を行く
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旧キャンプ場に入る
作業道終点
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ツワブキの花
林道終点広場
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7合目の三角杉
石灰岩の階段を上る
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8合目の水舟
水舟上部 下記の迷い道への道標

実のところ水舟から道に迷ってしまった こんなに登山者が頻繁に訪れる山でなぜ? 道に迷ったか
いつかは登りたいと思いつつ今日初めて登る山である  それでガイド本を頼りにした 記述では
「・・8合目の水舟があり、上部は自然林となる。古処山山頂に向かう道と分かれ、右に曲がる。・・」
とある 記述通りに解釈して水舟から右に屏山へ行けると思った 踏み跡のしっかりした道もある
しばらく行くと「道しるべ」らしきテープもある 尾根筋に上がると境界標が連続して設置してある
「縦走路」と思いこんだのが失敗 行けども行けどもガイド本記載のツゲの樹林帯には出ない
おかしいと思いつつ電波反射塔まで行き着いて漸く間違いだと気づいた 約40分以上のロスとなった
後に調べると 登山道ではなく古処山城の南曲輪があった紅葉谷・経ヶ峰あたりを歩いていたらしい
水舟へと戻り少し上部へと歩いて記述にある分岐に出た ここでロスは50分近くなる 屏山はあきらめる
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ツゲの自然林を縦走路へと登って行く
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岩とツゲの灌木は 珍しい景色である
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縦走路を古処へ折り返す
岩上から 屏山と背後の馬見山
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縦走路から筑豊側の展望は良い
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古処山頂 展望は岩上のみあり
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山頂の岩場を登る
石座の上に大した展望はない
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古処山城西曲輪 馬攻めの広場
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林道に出るともうすぐ国道
国道に出て左へ700m歩き旧国道へ
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旧国道から旧八丁越道(秋月街道)へ
旧八丁越道の石畳
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八丁越峠 九折の石畳
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旧街道の石橋
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石畳の残る旧街道
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ツルニンジンの花
だんご庵横 旧八丁越道
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だんごあんバス停 旧八丁越道入り口 駐車場まで約400m 
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